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膵臓の解剖








大津赤十字病院
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膵癌の治療

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大津赤十字病院

大津赤十字病院
副院長・ 外科部長
土井隆一郎

膵疾患の手術治療について

私は二十数年にわたり京都大学で肝・胆・膵・の病気,特に膵臓がんの手術治療と研究に携わってまいりました.2010年3月から大津赤十字病院・外科で診療に従事することになりました.これまでの年間100件近い膵臓の切除手術を執刀してきた経験を生かし,大津赤十字病院を拠点に,さらに安全で高度な消化器外科手術の提供に邁進したと考えています.
膵がん (膵ガン,すいがん, 膵癌膵臓がんすい臓がん膵臓癌膵臓ガンすい臓癌すい臓ガン), などの悪性膵腫瘍と,膵がんとは性質が異なる 膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN/IPMT)粘液性嚢胞腫瘍(MCN/MCT)などの 嚢胞性膵腫瘍,インスリノーマやグルカゴノーマなどの 膵内分泌腫瘍,さらには良性膵腫瘍として 腫瘤形成性膵炎(腫瘤形成性慢性膵炎)などの膵腫瘍を中心に診療します.このなかでも膵がんは「21世紀に残された難治性腫瘍」とされています.わたしたち膵がん治療にたずさわる外科医は,治癒をめざして現在なお膵がんに挑戦し続けています.

癌治療の中心施設として

大津赤十字病院は,厚労省の地域がん診療連携拠点病院であり,また滋賀県がん診療広域中核拠点病院になっており,がん治療の中心です.現在,がん対策基本法に基づくがん対策推進基本計画およびがん診療連携拠点病院の指定要件の見直しなどで,特に5大がん(肺がん,胃がん,肝がん,大腸がん,乳がん)の治療が重要になっていますが,私たち消化器一般外科医はこのうちの4大がんを治療する立場にあるのです.
私たちは特に膵がんを中心とする膵腫瘍の専門的な治療が可能な診療体制の確立を目指しています.膵臓がん、膵内分泌腫瘍,嚢胞性膵腫瘍の治療の日本を代表する外科治療センター施設として、世界的に高く評価されるような膵がん診療と研究を行ってまいります.このサイトは特に膵がんに対するわたしたちの診断や治療法などの臨床の進歩と基礎的研究の状況を説明するために作成しました.
 大津赤十字病院では,腹腔鏡下胆嚢切除術はもちろんのこと,腹腔鏡下胃切除術,腹腔鏡下大腸切除術,腹腔鏡下直腸切除術,腹腔鏡下脾摘術など,腹腔鏡による体にやさしい手術を実施しています。胃癌,大腸癌,直腸癌の患者さんに対する情報は近日中に公開させていただく予定です.

膵がん

膵がんをはじめとする膵頭部の腫瘍に対して行われる 膵頭十二指腸切除術という手術が共通している下部胆管癌や十二指腸乳頭部癌などの疾患に関しても, 膵がんの外科治療のページが参考になります.膵がんについてさらに詳しく知りたいかたは、膵がん関連出版物のページに書籍を紹介してあります.
     



第48回日本癌治療学会市民公開講座


     


What's New

2011年6月11日
        びわ湖放送(BBC)で毎週日曜日に放送されている「いきいき健康ライフ」
        2011年7月3日(日)〜7月31日(日)放送分に,大津赤十字病院のスタッフが出演し
        膵臓がんについて解説します.
        大津赤十字病院スタッフの放送は2011年7月3日(日)と7月31日(日)です.
        放送は日曜日 朝 8:50〜8:56,夜 21:48〜21:54の2回と,
        同じ週の水曜夕 17:14〜17:20,土曜夜22:45〜22:51にあります.
        詳しくは番組ホームページをご覧ください.
2010年12月5日
        びわ湖放送(BBC)で毎週日曜日に放送されている「いきいき健康ライフ」
        2010年12月5日(日)〜12月26日(日)放送分に,大津赤十字病院のスタッフが出演し
        大腸のがんについて解説しました.
        大津赤十字病院スタッフの放送動画はこちらからご覧になれます.
        放送は日曜日 朝 8:50〜8:55,夕 18:05〜18:10
        夜 21:48〜21:54
の3回と,同じ週の水曜夕 17:15〜17:20にあります.
        詳しくは番組ホームページをご覧ください.
2010年11月24日
        読売新聞 Yomiuri Onlineの医療相談室に,主膵管の拡張についての質問に対する
        土井医師の質問の回答が掲載されました。こちらから見ることができます.
2010年9月11日
        第48回日本癌治療学会市民公開講座の一環として, 京都私学会館でPanCan Japanの
        パープルリボンキャラバン「すい臓がんに光をあてる」が開催されました.
        このときの模様はこちら(1)(2)(3)から見ることができます.
2009年12月16日
        京都新聞(12月16日朝刊)に日本消化器病学会主催,京都新聞社共催の
        市民公開講座の様子が掲載されました.
        当日の講演の様子はこちらから見ることができます。
2009年4月1日
        私たちの論文が第15回日本外科学会研究奨励賞に選ばれました。
2008年4月15日
        『迷ったときの医者選び・関西(角川SSコミュニケーションズ)』(2008.4.15発刊)
        インタビュー記事が掲載されました.表紙イメージ
2008年1月31日
        『手術数でわかるいい病院2008(週刊朝日MOOK)』
        膵がんについてインタビュー記事が掲載されました.表紙イメージ
2007年12月17日
        雑誌プレジデント(2007.12.17号)に膵臓癌専門医としてリストされました。
        表紙イメージはこちら,雑誌プレジデントのサイトはこちら
2007年6月20日
        患者さん向け解説書『膵がん インフォームドコンセントのための図説シリーズ(改訂版)』
        共著で出版されました.表紙イメージ
2006年8月10日
        ティーエスワン(TS-1)が 「膵癌」の効能・効果を取得
        これによって膵がんの治療の選択肢が広がりました.
        効果的な治療を目指して私達もさらに研究を進めてまいります.
2006年5月11日
        第18回日本肝胆膵外科関連会議で私たちの発表
        『膵頭十二指腸切除術の術後合併症の解析』が会長賞に選ばれました.
2006年3月16日
        新聞紙面で紹介されました.  ウェブサイトはこちら
2006年3月10日
        『科学的根拠に基づく膵癌診療ガイドライン2006年版』が出版されました.
        私たちも編集委員として協力しています.表紙イメージ
2005年4月10日
        患者さん向け解説書『膵がん インフォームドコンセントのための図説シリーズ』
        共著で出版されました.表紙イメージ




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膵がんについてもっと詳しく知りたい方のために.

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患者さまへのご注意

 膵がん,嚢胞性膵腫瘍[IPMN (IPMT)やMCN (MCT)],膵内分泌腫瘍など,患者さまによって膵腫瘍の種類や病気の状態はさまざまです.また同じ膵腫瘍でも膵臓癌かどうか,あるいは膵がんであればその病期(ステージ)によって患者さんごとに治療の方法が異なります.

 このホームページは,現在,大津赤十字病院・外科で行われている膵腫瘍,とくに膵がんの診断や治療、研究などを患者さまや医療関係者に広く知ってもらうために作成したものです.

 したがって,あなたやご家族が膵腫瘍や膵がんと診断された,あるいは膵がんの疑いがあり,どうするかを迷っている場合には,このホームページで得た知識を参考にしていただいた上で,必ず主治医に相談して下さい.

 このホームページは闘病記の様な内容は扱っておりません.

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膵がん基礎知識

膵がん (膵ガン,すいがん, 膵癌膵臓がんすい臓がん膵臓癌膵臓ガンすい臓癌すい臓ガン )はいわゆる初期には自覚症状に乏しく,早期発見のみが良好な予後を期待できる方法です.初期の症状として腹痛(心窩部痛)があげられ,このとき検査で血清アミラーゼが上昇していることがあります(腰痛,背部痛,背中や右肩の痛みはまれ).膵臓癌は疫学的に糖尿病,喫煙などが関係しているといわれますが,食事,食品との関係などはっきりした原因は分かっていません.したがって予防の方法も確立されていないのです.現在も全国的に膵がん登録を行い,早期発見の調査がすすめられています.

 膵がんは超音波,X線,CT, MRCP,PET,PET-CT,放射線の画像による画像診断,CA19-9など腫瘍マーカーによる診断を用いて,専門の医師による正確な評価を行うところから治療がはじまります.膵癌取扱い規約などでステージ(病期,stage)を判定して治療法を選択するのです.現在,膵臓癌の診療ガイドラインによって診断や治療を標準化しようとする試みがすすめられています.膵嚢胞のかげに膵臓癌が隠れているかもしれないことは専門医の間ではよく知られています.したがって名医,権威といわれる先生をもとめるのでなく,専門の病院で経験のある専門医による診療を受けることが大切になります.肝・胆・膵の外科手術の年間手術切除症例数が参考になるかもしれません.

 手術前に黄疸がある場合にはERCPとENBDまたはPTCDが行われます.遠隔臓器に転移がなければ,年齢にもよりますが膵頭十二指腸切除術(PD),膵体尾部切除術(DP)などの手術が行われます.最近は胃の温存手術である幽門輪温存膵頭十二指腸切除術(PPPD)の術式がおおく行われるようになっています.PDの再建にはWhipple法,Child法,今永法などがあります.胆管がん,十二指腸乳頭部がんにも同様の手術が行われます.手術後は術後の補助療法を行うかどうかが問題となります.行う場合はジェムザール(ゲムシタビン)または5-FUとロイコボリンによる化学療法が選択されます.ジェムザールは数年前から日本で保険適用薬剤として使用できるようになりました.2006年8月からティーエスワン(TS-1, テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤)という抗がん剤が,膵がんに使えるようになりました.また,2010年7月からはタルセバ(一般名エルロチニブ)が膵癌の治療に使えるようになりました.癌に対する治療法がある場合は患者さんに癌であることを告知するほうがうまく治療できるようです.

 進行しており切除手術の適応がない(切除することが患者さんの利益にならない)と考えられた場合は,抗癌剤による化学療法が選択されます.ジェムザールやティーエスワンが用いられますが,オキザリプラチンなど他の癌に効果がある第3の抗癌剤についての臨床試験も始まっています.現在,膵がんに効く特効薬のようなものは知られていません.一部の施設で免疫療法(ワクチン療法)や遺伝子治療が試みられています.OTS102については,生存率の向上など様々な問題について臨床試験が始まっています.さまざまな民間療法が知られていますが,これも効果があるかどうかは不明です.末期の症状としてがんによる腹水や黄疸が出現します.このような場合には癌を治すことを目的とせず,痛みの克服やQOLの向上を目指した緩和医療や代替療法など看護に重点をおいた治療が選択されます.

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