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初期診療・救急科/救急部

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京大病院が掲げる「高度急性期医療」の先鋒として

●科長

  • ・教授 / 大鶴 繁 Prof. Ohtsuru Shigeru

診療科等のご案内

各科が高い診療レベルを誇る京大病院の長所を生かし、救急医と各診療科の専門医が協力して診療にあたるコーディネート型救急診療体制をとっています。より高度な救急医療を目指して、2019年に中病棟1階にES-ICU(救急・脳卒中 集中治療室)を設け、重症例の受け入れを拡充しています。

●主な対象疾患

救急疾患全般・外傷/熱傷/中毒/環境障害(熱中症/減圧症/低体温症など)・院内急変対応

●診療体制

2022年度の救急外来受診者数は11,135人、救急車搬送台数は6,179台でした。京大病院の救急患者受け入れ件数は著しく増加しています。これに対応するため、救急科には日本救急医学会救急科専門医12名を含む常勤の専従医が18名配属されており、応援医とともに救急部の診療にあたっています。
当科救急医の特徴はその多様性にあります。救急診療と関係の深い、内科専門医5名、外科専門医3名、麻酔科専門医1名、集中治療専門医5名をはじめ、消化器・循環器・呼吸器・腎臓・神経・感染症・IVR・消化器内視鏡・血液浄化など、幅広いサブスペシャリティ領域の専門医が在籍しています。
このように多様な医師が集まった初期診療・救急科/救急部では、さまざまな症例に初療時から専門的な対応が可能となり、高いレベルの救急診療が実現しています。2021年には救急外来のエリア面積を従来の2.5倍に拡張し、陰陽圧切替可能な重症処置室を設けて、COVID-19を含む感染症の重症例にも対応可能となりました。
入院病床は専有病床15床を備える他、重症例はICUやES-ICUで管理できるため、多様な急性期疾患の入院診療も可能です。また、本院は災害拠点病院の指定を受けており、災害時医療救護活動DMATに正式参加し、大規模災害に対する医療支援体制も整備されています。

●得意分野

多様化する救急疾患に専門各科と協力しながら対応できる医療体制を充実させるため、複数のプロジェクトを推進中です。とりわけ、院外心停止・ショック・超急性期脳卒中・急性冠動脈疾患・急性大動脈疾患・熱傷・産科救急・敗血症などの診療に力を入れています。
災害時の医療救護活動としては、2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震、2018年の大阪北部地震にDMATを派遣しました。また、本院は原子力災害拠点病院にも指定されています。

受診に関するご注意

急病やお怪我で受診をご希望の患者さんは来院前にお電話でお問い合わせいただきますようお願いいたします。
ただし、救急搬送以外の患者さん及び軽症患者さんにつきましては、順番が前後し長時間お待ちいただく、もしくは対応が困難な場合は受診をお断りする場合がございます。ご理解・ご容赦のほどよろしくお願いいたします。
詳細は、以下の診療受付に関する注意事項をお読みください。