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先端医療機器開発・臨床研究センター

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革新的医療機器の創出を産学連携で加速

●センター長

  • ・教授 / 波多野 悦朗 Prof. Hatano Etsuro

部門等のご案内

当センターは、①先端的医療機器の開発、②がん対策等への貢献、③人材育成の推進、④地域社会への貢献をミッションとして、産業界とアカデミアが出口を見据えて共同で医療機器の実用化に取り組む拠点です。2011年4月に経済産業省の「先端イノベーション拠点整備事業」により病院の敷地内に設置されました。

●業務内容

地上5階・地下1階、延床面積約4,635平米の建屋には41区画のレンタルラボが整備され、京都大学の教職員が研究担当者として参画する産学連携の研究プロジェクトが、センターの運営委員会の審議を経て採択され配置されています。これまでに診断機器や治療機器の薬機法承認や製品化などで多くの成果が生まれており、2023年4月現在、29件の研究プロジェクトが、革新的な医療機器・医療技術の実用化に向けた活動を進めています。また、産学連携オフィスとして、京都市の京都市ライフイノベーション創出支援センターが地域産業の連携支援等を行っています。さらに、カンファレンスルーム、研修室などを整備し、研究プロジェクトにおいて、医療機器・医療技術の開発を担う人材の育成に取り組んでいます。

●特色ある取り組み

医療機器は、低リスクから高リスク、小型から大型まで多種多様のものが存在し、また臨床現場での継続的な改良・改善によって進化します。このため、京都大学が持つ研究シーズと臨床ニーズ、産業界が持つ技術シーズと市場ニーズを結集した医療機器の研究開発では、アカデミアと企業の間の垣根を取り払い、ひとつ屋根の下、共同で研究開発を行うための環境づくりが重要になります。当センターでは、医療機器開発の産官学連携拠点として、アカデミアと企業の研究者が密接な情報交換を行うとともに先端的な研究開発を加速できるオープンイノベーションの環境を整備しています。これを基盤に、臨床研究から薬機法申請までを迅速にかつ適切に推進することで、革新的な医療機器の実用化を加速する取り組みを進めています。また、2018年度からは、先進的な医療機器、革新的な医療技術の創出に向けたシーズの発掘や人材育成を目的として、独自予算による先端医療機器研究開発助成事業を実施しています。