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教授ご挨拶

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 平成16年より、放射線医学講座(画像診断・核医学)は新しいチームとしてスタートし、 画像診断という手段を用いた臨床への貢献、研究の推進、教育を目指し日々努力を重ねています。 以下当科の臨床・研究・教育の方針につき簡単に概説致します。

 当初は核医学講座として開設された(沿革参照)当科ですが、 現在の診療内容はCT、MR、PETを含む核医学検査、胃・大腸透視、超音波、 イメージガイド下に行う腫瘍塞栓術・ステント留置・腫瘍焼灼術・膿瘍ドレナージ・生検などのIVR、 RIミサイル療法と呼ばれる同位元素内服療法等々、極めて幅広い領域をカバーしています。 現在当科が扱う臓器、装置は多彩であり、担当する診療の8割は核医学以外の領域です。 又、画像診断という名称ながら、実は診断から非侵襲治療まで幅広い診療内容を受け持っています。
 現代の画像診断の中心であるCT診断領域では、 多列CT(MDCT)5台をフル稼働させ、CTの検査待ち時間を著しく短縮、 外来患者さんについては当日検査が可能という理想的状況を達成しております。 これを可能としているのは、装置の性能がよいこと、台数が多いことは勿論ですが、 膨大な画像情報を迅速に処理読影している画像診断スタッフの努力が大きい事も確かです。 MDCT導入後、件数増加のみならず検査一件あたりの情報量の増加は驚異的であり、 これを如何に見落としなく迅速に読影するかということが、 現在どの施設においても大きな問題となっています。
 さらに、MRI診断の領域では、最新の3T-MRI装置を含め、MR装置4台をフル稼働させ、 MR検査待ち時間短縮に努めております。 CT診断同様、MRIの読影量の飛躍的増加を如何にして乗り切るか、難しい局面です。 しかしスタッフ一同真摯に取り組んでおります。

 当科の研究内容は、診療同様、従来の狭義の核医学研究から PET、MR、さらには医学工学連携による機器開発など多様化しつつあります。 特定の臓器や疾患を対象としそれらの病理・病態・機能・代謝の違いを MR や PET により画像化・可視化すべく研究を重ねている研究チームもあれば、 臨床的観点より装置の持つ可能性を最大限に引き出し機器の高機能を目指す研究もあり、 多様性が当科の研究の特徴です。 将来はコンピューターによる診断支援(CAD)の開発・導入など、 医学工学連携による開発型の研究も重要な項目となるものと考えられ、 又こういった研究における当科への期待が大きいのも事実です。 平成21年度で終了した経済産業省・NEDOプロジェクトで得た研究用MRI装置を使用し、 従来よりも広範囲に院内の臨床研究に対応しております。 今後もMR装置の高機能化という課題をクリアしつつ、 保険診療では不可能であった診療科の臨床研究をサポートし、 病院の臨床研究の活性化に貢献していきたいと考えています。

 最後になりましたが、画像診断スタッフ一同は教育に多大なエネルギーと時間をかけており、 ポリクリ及びローテーター教育における貢献が大きいと自負しています。 画像診断は今やどの診療科においても必須のスキルであるにも拘わらず、 専門的な教育を受ける機会は限られています。 あまりに急激な進歩と普及に現在の医学教育体制では十分な対応ができず、 画像診断は実地診療におけるピットフォールとなっていると言えます。 多忙な診療現場における教育は困難ではありますが、 少しでも学生教育の弱点をカバーすべく、当科では可能な限り医学生・ローテーターを受け入れています。 読影端末を増やし、現在、年間50名以上のスーパーローテーターを受け入れております。 ローテーター教育は始まったばかりで今後改善すべき点は多々ありますが、 教育を通じて次世代の医療への貢献を目指し今後も可能な限り努力していきたいと考えています。


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