京都大学医学部附属病院耳鼻咽喉科・頭顎部外科

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専門外来のご案内

人工内耳センター

人工内耳センターでは言語聴覚士(ST)が、人工内耳埋め込み術施行後の患者さんに対して人工内耳のマッピングやリハビリテーションを行っています。

また、音声外来にて音声治療の適応となった患者さんに対し、音声治療を行っています。

人工内耳とは

人工内耳外来を受診し、各種聴力検査(標準純音聴力検査・ABR・DPOAE・遊戯聴力検査など)及び、CT・MRIの撮影を実施後、人工内耳の適応となった患者さんは、ご本人や家族の希望により、耳鼻咽喉科の医師により人工内耳インプラントの埋め込み術を受けます。

人工内耳は、手術で埋め込まれる体内装置(Cochlear Implant)とスピーチプロセッサなどの体外装置から成り立っています。

日本では3社(Cochlear、Med-El、Advanced Bionics)の機器が使われています。

  • 体内装置(Cochlear Implant)
    体内装置(Cochlear Implant)
  • 体外装置
    体外装置

人工内耳の(リ)ハビリテーションとは

人工内耳は術後、そのままでは聞こえるようにはなりません。体外装置(スピーチプロセッサ・送信コイル等)を装着し、電極に流す電流のレベルをそれぞれに決めていく、人工内耳プログラミング(マッピング)を行う必要があります。

人工内耳のプログラミングでは電流レベル-Tレベル(聞こえ始め)Cレベル(大きいが快適)-を決めていきます。成人の場合は、電流による刺激を音刺激として自己申告が可能な場合がほとんどで、術後の初回マッピング(音入れ)で音声がことばとしてしっかり聞こえる人も少なくありません。小児の場合は申告ができないため、患児には遊んでもらい、言語聴覚士が顔の表情の変化などの聴性行動反応をみて判断します。

このような作業を行い、できたプログラムをマップと呼びます。この作業を主に人工内耳の(リ)ハビリテーションと呼んでいます。

しかし、小児の場合は、マップの作成のみでは(リ)ハビリテーションとはいえず、両親へのかかわり方の指導、就学・進路の相談、学校などへの訪問指導なども含めてできる限りサポートを行っています。

音声障害とは

音声障害とは、声がかすれる、声がだしにくい、声がつまる、声がうまくだせない、といった声の障害のことをいいます。

音声治療とは

音声治療とは、発声の方法や習慣を変える事により、音声障害の原因を取り除き、音声障害を改善する治療法です。

当院の音声治療開始までの流れは、言語聴覚士が音声外来に同席し、医師とともに評価を行います。

そこで音声障害をきたす疾患で機能的な改善が見込めると考えられた場合に、音声治療の提案をさせていただきます。

対象疾患は多岐にわたり、声帯結節や過緊張性発声、声帯萎縮、機能的発声障害、心因性発声障害等に対して行われます。また声帯の手術後に機能改善が必要と思われる方に対しても行われます。

音声治療の治療手技は様々で、各病態に適した方法を選択していきます。

音声治療開始後は定期的に来院していただき、発声状況を確認させていただきながら、かつご自宅でも自主トレーニングを進めていただきます。

音声治療期間中は、定期的に音声外来で声機能を評価し、より適切な治療法を医師と連携して検討していきます。

音声治療をご希望の方は、まず音声外来を受診ください。

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