京都大学医学部附属病院耳鼻咽喉科・頭顎部外科

臨床研究

難聴治療Ⅰ

第Ⅰ-Ⅱ相臨床試験
「急性高度難聴症例に対する生体吸収性徐放ゲルを用いたリコンビナント・ヒト・インスリン様細胞成長因子1内耳投与による感音難聴治療の検討」

この臨床試験の登録は終了しました (2009/07/28)

臨床試験の結果はBMC Medicine 2010, 8:76に掲載されました。

論文タイトル:Topical insulin-like growth factor-1 treatment using gelatin hydrogels for glucocorticoid-resistant sudden sensorineural hearing loss: a prospective clinical trial

日本語要約:

突発性難聴の標準的な治療法は、ステロイドの全身投与であるが、約20%の症例では全く効果が認められない。そこで、ステロイド全身投与が無効であった突発性難聴症例のうち発症から30日未満の症例を対象とし、生体吸収性徐放ゲルを用いてリコンビナント・ヒト・インスリン様細胞成長因子1を内耳局所投与する方法の安全性と有効性を調べる臨床試験を行った。

結果、25症例が登録され、生体吸収性徐放ゲルを用いたリコンビナント・ヒト・インスリン様細胞成長因子1の内耳局所投与を受けた。投与12週後には、48%の症例で聴力改善が認められ、投与24週後では、56%の症例で聴力改善が認められた。重篤な有害事象は認められなかった。

聴力改善は、突発性難聴発症後26日以内に試験治療を受けた症例のみに認められた。

本臨床試験は医学情報 大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)に登録されています。

(受付番号 R000001118)

最終更新:2016年7月6日 21:25

ページトップへ