卒後研修カリキュラムと
専門医資格・学位取得について
平成16年4月より、総合診療方式の初期研修(いわゆるスーパーローテート)が義務付けられ、卒後2年間は個別の診療科への入局が出来なくなりました。京都大学耳鼻咽喉科でも、これにあわせて卒後研修カリキュラムの見直しを行いました。日本耳鼻咽喉科学会は、専門医の受験資格を卒後6年以降(うち3年以上を所定の認可施設において耳鼻咽喉科専門に研修)と定めており、ローテート終了後直ちに入局すれば最短の卒後7年で専門医を取得することが可能です(卒後7年目の夏に受験、合格すれば8年目の4月より標榜可能)。当科ではまた、なるべく多くの入局者が大学院に進学して、学位を取得するように考えております。
耳鼻科入局を見据えたスーパーローテート
そこで、当科への入局およびその後のカリキュラムについて下の図にまとめてみました。まずスーパーローテート2年目は通常、耳鼻科及びその他の耳鼻科関連の科の選択ローテートに充てられています。期間・選択科目数は病院により多少差がありますが、京大病院の場合最長11ヶ月間を選択ローテートできます。京大耳鼻科への入局を考えている方で、2年目のローテートが京大病院の方は、少しでもスタートを早める意味で、ぜひここで耳鼻科を選択されることをお勧めします。またローテート2年目が京大病院以外の方でも、当科の関連病院がローテート先で、かつ耳鼻科が選択可能な場合はぜひ選択してください(関連病院でのローテートについて不明の点は、医局長(3年目以降は、専門医試験に向けて
次に、2年のローテートを終えて当科に入局してからのスケジュールです。原則として1年目は耳鼻科医としての初期研修の意味で(スーパーローテートで耳鼻科を選択された方は更にそれを発展させます)、大学でレジデントをして、2年目から関連病院に研修に出ます。初期研修とはいっても、既にスーパーローテートの一般外科で結紮・縫合などの基本手技は習得されているわけですから、ここでは気管切開・扁桃摘出などの耳鼻科基本手術は術者として執刀してもらえるように配慮します。場合によっては先に関連病院から研修をスタートし、3年の研修後に、大学でレジデントを1年することも可能です。大学と関連病院を合わせて入局後4年間の研修を一区切りとし、5年目(卒後7年目)の夏に専門医試験を受験します。専門医試験までに十分な症例数を経験出来ると思います。詳細については研修目標を参照して下さい。大学院で研究・学位取得、あるいは臨床に専念
入局後4年(卒後6年)の研修後は、大学院入学を勧めています。大学院4年間のうち、少なくとも3年間は耳鼻咽喉科・頭頸部外科または基礎の研究室に出向の形で、基礎研究に専念出来るような環境を整えていますので、余裕を持って学位を取得できると思います。もちろん、臨床的な研究テーマを選び、手術を中心とした臨床を積極的に行いながら学位を取得することも可能です。大学院進学を希望せず、臨床に専念したい方には、なるべく専門性の高い頭頸部腫瘍や中耳の手術を多数経験出来る関連病院に勤務してもらうよう配慮します。大学院卒業(または関連病院での勤務)後は、スタッフとして大学に残るか、留学するか、さらに関連病院での研鑽を積むかになります。それと、やや特殊な進路として、希望があればスーパーローテート終了後に直接大学院に入学することも可能です。学位を早く取得出来るのがメリットです。この場合は専門医取得が問題となりますが、前述のように臨床的な研究テーマを選び、手術症例を多数経験しつつ研究を進めれば、大学院卒業直後の専門医合格も可能と思います。大学院を卒業し専門医を取得した後は、留学するかまたは関連病院で臨床を深めることになります。
このように京大耳鼻科では、なるべく入局者の希望に添えるような柔軟性のある卒後研修カリキュラムを考えており、一人でも多くの方に入局してもらえるよう願っております。出身大学は一切問いません。スーパーローテート終了後の入局希望 者は早めに医局長(
1年目 |
スーパーローテート(1年目) |
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2年目 |
スーパーローテート(2年目) |
11ヶ月間耳鼻咽喉科ほかを選択 |
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3年目 |
レジデント(医員) |
関連病院 |
大学院 |
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4年目 |
関連病院 |
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5年目 |
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6年目 |
レジデント(医員) |
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7年目 |
大学院または関連病院 |
レジデント(医員) |
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耳鼻咽喉科専門医試験 |
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8年目 |
専門医標榜 |
関連病院 |
留学 |
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9年目 |
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10年目 |
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11年目以降 |
大学スタッフまたは留学または関連病院 |
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最終更新: 2012年1月31日 23:05