網膜中心動脈閉塞症発症急性期患者さんの緊急紹介のお願い

9例の登録が終了いたしました。 

 現在、網膜中心動脈閉塞症の発症早期で再灌流の無い症例に関しては、眼球マッサージや前房穿刺・点眼などによる眼圧降下療法など、再灌流を促す処置が行われていますが、視機能改善を目指すような治療法は存在しません。

 本疾患では、虚血に伴い、急性に細胞内での機能障害が起こることで急性の視力・視野障害がおこり、その後数日から1週間程度で虚血および再灌流による細胞障害のために、細胞死(網膜神経節細胞死)が惹起されることで、高度視機能障害が固定すると考えられます。
 京都大学で新規に開発された、VCPという蛋白に対するATPase阻害剤(KUS121)に、細胞や動物を用いた実験で神経保護作用があることが、近年の研究で明らかになりました。KUS121を、発症早期に投与することで、細胞保護を行い、この細胞死を抑制することで、視力・視野改善の可能性があると考えています。しかし、KUS121は本治験で初めてヒトに投与されるため、安全性および有効性はまだわかっておりません。本治験では、約10日間入院の上、KUS121の硝子体内投与を3回行い(初回はできる限り発症早期に)、経過観察を外来にて3か月まで行い、安全性および有効性を検証する予定です。

 網膜中心動脈閉塞症発症急性期の患者さんがおられましたら、まずは、お電話にてご一報ください。治験に組み入れが可能な状況の場合には、治験の候補患者さんとして、できる限り速やかに京大病院眼科外来にご紹介いただきたいと考えております。

対象:網膜中心動脈閉塞症の患者さん、推定発症40時間以内の患者さん
・ 20歳以上の方
・ 対象眼の少数視力が0.1以下かつ手動弁以上
・ 反対眼の視力が0.1より良好
  (以下ご本人への問診から)
・ 重篤な心疾患、肝疾患、腎疾患(透析を含む)、コントロール不良の糖尿病(HbA1c(NGSP)<8.4)がない
・ 免疫抑制剤または全身性ステロイド投与をされていない
・ 女性の場合 閉経後1年以上経過
 
 








 急性期の患者様がおられた場合、患者さんへの治験の紹介や詳細な検査前で構いませんので、
 ・平日 9:00-17:00 眼科秘書室 (075-751-3248)
 ・上記以外・休診日  時間外受付 (075-751-3093)
に、"網膜中心動脈閉塞症救急患者紹介の件で、眼科Drに連絡をとりたい"と、お電話下さい。
お電話上で、現在治験に参加いただける状況かお伝えいたします。ご参加いただける日程の場合には、先生方から患者さんへ治験への参加の希望をお伺いいただき、患者さんが参加をご希望になられましたら、再度患者名、当院来院可能時間などを確認させていただく予定です。


画期的な新規治療法の開発に向けて、是非先生方のご協力をよろしくお願い申しあげます。

 推定発症40時間以内 網膜中心動脈閉塞症
 ※時間外に京都大学医学部附属病院にご連絡いただく際に間違い電話となってしまい、一般の方へご迷惑をお掛けする事象が発生しています。時間外当直へご連絡をいただく際には、電話番号をよくお確かめのうえ、くれぐれもお間違えのないようにお願いいたします。

             連絡先
平日9:00-17:00⇒眼科秘書室(075-751-3248)
休診日・時間外  ⇒時間外受付(075-751-3093)
         患者さん来院先
来院(予定)時刻
平日8:30-17:00⇒外来棟1階@番窓口
上記以外      ⇒時間外受付









適格除外基準シート(お電話によるご一報後ご使用下さい)

患者様への治験説明リーフレット(お電話によるご一報後、PWをお知らせいたします)

京都大学大学院 医学研究科
特命教授 吉村長久
眼科学教室 教授 辻川明孝
臨床研究総合センター 准教授 池田華子
助教 畑 匡侑
助教 村岡勇貴(循環外来担当)

075-751-3248(眼科秘書室)
hanakoi@kuhp.kyoto-u.ac.jp(池田)


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