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代表的な疾患例 炎症性腸疾患

炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease:IBD)とは

大腸及び小腸の粘膜に慢性の炎症または潰瘍をひきおこす原因不明の疾患の総称を炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease:IBD)といいます。 一般的には潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis)とクローン病(Crohn's Disease)があります。

潰瘍性大腸炎とは

潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis;「UC」と略されることもある)とは大腸の粘膜にびらんや潰瘍を形成する原因不明の大腸の病気です。再燃と緩解(治まること)を繰り返すことが多いです。原因はよくわかっていませんが、遺伝的要因(患者さんが生まれたときから持っている体質)に環境的な要因が作用していると考えられています。

どんな症状が出るのか

  1. 血液の混じった軟便あるいは下痢が一日に何回もに出ることが多いです。
  2. 腹痛、貧血、発熱、体重減少などが起こることもあります。
  3. このような症状が治療によりあるいは自然に良くなったり悪くなったりを繰り返すことがあります。
  4. 時に腸に穴が開いたり大量出血、中毒性巨大結腸(大腸が拡張して体の中にばい菌が入る症状)などの重い合併症が起きたりすることもあります。
  5. 長期間病気にかかっている患者さんの場合、大腸癌が合併することがあります。欧米の調査によると、発生の頻度は症状が出てから10年で2%、20年で8%、30年で18%と報告されています。
  6. クローン病、細菌性の腸炎あるいは過敏性腸症候群などの同じような症状が出る病気と区別がつきにくいことがあります。

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