画像診断

膵癌の治療方針を決定するためには,良性かあるいは悪性かの診断,膵癌の存在する場所(局在), 膵癌の進展度,肝臓などの遠隔臓器への転移の有無などを診断し,病期を正確に評価する必要がある.

このページの項目
   MRI
   CT
   FDG−PET
   超音波検査(US)
   EUS
   ERCP
   膵管鏡
   IDUS




MRI

磁気共鳴撮像法(Magnetic Resonance Imaging)のこと.強い磁力をかけると分子の状態によって特別な信号が出ることを利用してCT>と同じような断層像を表示する装置.X線によるCTとは異なった情報が得られる.
膵癌の診断のために必要な検査で,特に肝転移の評価に有用.

膵癌のMRCP
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CT

X線CT

コンピューター断層撮影(Computed Tomography)のこと. X線によって得られた情報をコンピューターで処理して身体の断面の像を表示する装置.単にCTといえば、これをさす.MD-CTを用いた造影CTを行うことにより,良悪性診断(膵癌かどうか),膵癌の局所進展度,遠隔転移などが評価できる.膵癌の診断には必須の検査であり,第一番目に行うべき検査であるが,検査画像が良質であることが必要.

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FDG-PET

膵癌の良悪性診断や,遠隔転移の診断に有用であるが, 実施できる施設が限られている. 18標識フルオロデオキシグルコースとポジトロン断層法を用いるFDG-PETは,悪性腫瘍の代謝に着目した新しい核医学的画像診断法である.当科では膵癌であるかどうか(良性・悪性の鑑別診断)や,膵癌にたいする化学療法や放射線療法の治療効果の判定に応用しており,診断成績は極めて良好である.

膵癌のFDG-PET
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超音波検査(US)

超音波断層診断装置による検査.超音波(周波数が非常に高く耳に聞こえない音)の反射を利用して体内の断層像を表示する.身体に対する障害がほとんどなく,特別な部屋などを必要としないなどの利点があるため,肝臓・胆道・膵臓・泌尿器・産婦人科などの診断に広く用いられている.

超音波内視鏡検査(EUS)

膵癌の局所の微細な浸潤の診断や,小さな膵癌の発見に有効である.

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ERCP

内視鏡的逆行性胆管膵管造影(Endoscopic Retrograde Cholangiopancreatography)のこと.膵管を直接造影して膵癌病巣を診断したり,膵液を採取して膵癌細胞の有無を診断する.
膵癌では膵管の狭窄や途絶などの所見と,その部位よりも尾側膵の膵管の拡張所見がえられる.
膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN/IPMT)の場合には,特徴的な拡張膵管や,嚢胞の所見がえられる.

膵管内乳頭状腫瘍のERCP
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膵管鏡

膵管の中に細い直接内視鏡を挿入して検査する.膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN/IPMT)の診断に有効.

IDUS

膵管の中に超音波装置を挿入して検査する.膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN/IPMT)の診断に有効.

膵管内乳頭状腫瘍のERCP
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さらに詳しく知りたいかたは、膵がん関連出版物に書籍を紹介してあります.

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