神経画像研究

神経画像研究

精神疾患はこころのやまいとも呼ばれることがありますが、こころと脳は表裏一体のものであり、精神疾患を理解するためには、どのような精神症状が脳のどのような形態的・機能的変化と関連しているのかを探求することが不可欠です。このような精神疾患の神経基盤を探る試みは、1980年代のMRIの登場により、人体に対して侵襲のない研究手法を利用出来るようになったことで、飛躍的な発展を遂げています。機能的MRIとよばれる手法では、神経活動にともなってMRIの信号強度が変化することを用いて、様々な心理学的課題を遂行中の患者・健常者の脳活動を調べ、それにより特定の心理的機能に対応する脳領域を調べることが出来ます。また脳の構造面については、非常に細密な画素からなる3次元MRI画像に対して、Voxel-based

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morphometryおよびSurface-based analysisと呼ばれる方法を用いて、灰白質の体積や皮質の厚さを計測し、精神疾患、精神症状、或いは特定の心理的機能と脳構造とがどのように関連しているのかを調べることが出来ます。一方、近年開発された拡散テンソル画像(DTI)という特殊なMRI技法は、水分子の拡散運動の方向や大きさをMRI信号に反映することで、白質線維の走向や微細構造の異常を調べることを可能にしたもので、これにより精神症状や心理的機能の基盤となる神経ネットワークを明らかにすることが出来ます。このような研究手法を用い、他の研究グループとの協力のもとで様々な精神疾患の神経基盤を研究するとともに、正常なこころの働きの神経基盤の研究を通じて、人の本性に関わる問題の探求を行っています。研究グループの詳細はこちらをご覧ください。
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