第119回近畿精神神経学会

119回近畿精神神経学会開催にあたって

       

 119回近畿精神神経学会を平成28730日(土)に蹴上の国際交流会館において開催いたします。長い歴史を持つ本学会において、私自身がこれまでその準備に関わらせていただいたのは、平成16年の第96回大会と、平成23年の第108回大会の2回となります。第96回大会の際には、私の前任の林拓二教授の下での開催でしたが、近畿の12の精神医学講座すべてが再結束し共に学ぶ場をつくろうというところに学会開催の大きな目標がありました。教室員が力を合わせて準備をし、結果として、教室員の団結が強まったことを懐かしく思い出します。それから7年後の平成23年には臨床研修制度も始まり、この学会の役割も少しずつ変わってきたころに、第108回大会を担当させていただきました。新しく大学に入局してくる医師はすでに医師免許取得後3年目であり、症例について自ら考察する力も一定程度備えている人たちとなっていました。そういう医師にとって精神科医としての力をさらにレベル・アップする上で最適の機会とすることを、本学会の目標と位置付けました。

 それから5年がたって、今回、第119回を主催させていただくこととなったわけですが、現在の精神医学教育の現場は、新専門医制度の導入という新たな試練を前にしています。5年前や12年前であれば、「医師免許を取得してからすでに2年以上も経過した医師は、学ぶべきことは自分自身で見つけていくものである」と私自身考えていたのですが、もはや、そうした自由放任主義が広く支持される風潮ではなくなってしまいました。卒後3-5年目の医師は、体系的で網羅的な専門医教育を、大学および関連病院に期待しており、このことは、もはや大きな時代の流れともいえます。

 5年前の大会では、症例報告をする修練医の皆さんには、地方会の意義を「将来、大きな学会で報告するための腕試しの機会ですよ」とお伝えしていたのですが、新専門医制度導入を前にした本学会では、そうした「腕試しの機会」に留まらず、専門医の体系的・網羅的教育プログラムの一部としての意義を持つことになると思います。是非、各大学・医療機関の指導者の皆様には、本学会および生涯教育講座のプログラムに、そのような位置づけを与えていただき、若手の先生方の積極的な参加を促していただければと思います。

 新専門医制度導入に追い立てられて、上記、あまり遊び感覚のないことばかり述べましたが、それはそれとして、皆様、折角の機会です。終了後の夜にでも、あるいは可能であればどうぞ前後に一泊でもされて、夏の京都の街もお楽しみください。会場も、皆様の息抜きに相応しいところに確保しました。

 では最後に、重ね重ね、第119回大会の成功に向け、皆様のご支援、よろしくお願いします。

 なお、次回は大阪大学大学院医学系研究科精神医学教室の主催で開催されます。

 

119回近畿精神神経学会

会 長 村井 俊哉

京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座(精神医学)

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