| 京都大学医学部附属病院免疫・膠原病内科は、平成12年10月に内科の一部門として開設された診療科です。
ホームページの場をお借りし、免疫・膠原病内科を代表して一言ご挨拶させていただきます。
免疫・膠原病内科が担当する診療においては、免疫異常を発症の基盤とする膠原病、自己免疫疾患、リウマチ疾患、アレルギー疾患の診療が中心となります。
かかる疾患の多くは多臓器を障害する全身性疾患です。それだけに全身の臓器に対する幅広い見識が必要であり、また関連診療科との密接な連携をとりながら、全人的な医療をめざしています。
また、病態に免疫が関与する疾患は広い分野に及び、さらに感染症、移植医療、癌免疫療法など種々の領域の治療応用にも免疫学は深く関与することから、臨床免疫学は今後ますます医学における重要な位置付けを占めるものと考えられます。
わが国においては免疫疾患・膠原病の診療を中心とする講座・診療科を持つ大学病院はまだ極めて少ないのが現状です。特に近畿・関西圏ではこの領域は手薄な感が否めず、数少ない専門医のいる病院に患者が集中していました。私どもは膠原病・リウマチ疾患・免疫疾患における研究・臨床・教育の拠点作りを目指し、指導的立場となる専門医を育成して地域全体の臨床レベルの向上に努め、さらには先進的な治療法開発に向けて邁進できるよう誠心誠意努力する所存です。
膠原病・自己免疫疾患・リウマチ疾患の真の原因解明はなお遠い道のりであり、根治的療法の確立には至っておりません。しかしながら、その病態研究はここ10数年来着実に進歩しており、より病態に近づいた治療法が開発されつつあります。
私ども今後の研究目標は、
@自己抗体の産生機序と病因的意義の追求および、
A炎症の成立機序とその制御を通じて、膠原病・リウマチ疾患の病因と病態を解明し、
B膠原病・リウマチ疾患の新たな診断と治療法の開発を行うことにあります。
かかる研究の発展により一日も早い膠原病の克服を目指していきたいと考えています。
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