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入院のご案内



■入院される方へ

 免疫・膠原病内科は当院南病棟1階に入院ベッドを有し(30床)、当院に通院中の患者さん、あるいは他院より紹介の患者さん(他院入院中の患者さんも含みます)に対し必要に応じて入院治療を行っています。入院主治医は原則として外来主治医を含め3人がチームを組んで担当します。

 入院の第一目的は、リウマチ性疾患・膠原病の急性期(高い熱が出る、関節がひどく痛む、など)に、迅速かつ的確な診断をつけた上で、積極的かつ最新の治療を行うことです。当科では、三森経世教授を中心としたスタッフによる週2回の回診を中心に、それぞれの入院患者さんの診断・治療に関し繰り返し検討しています。また大学病院であることから、他科専門医への診療依頼も適宜行い、全身的な問題点に対して解決するようにしています

 患者さんは、大学病院への入院ということで不安を持たれる方も多いでしょう。われわれ病棟担当医は、患者さんとそのご家族に対し、今回なぜ入院が必要であったのか、また現時点でどのような検査や治療を考えているのかを充分説明するよう心がけています。
 特に「膠原病」と初めて診断された場合、"薬剤治療"のみでなく、"「ご自分の膠原病」について詳しく知ってもらうこと"も入院の大切な目的と考えています。生活する上で気をつける点・将来に対する不安・今後の治療方針・服用されるくすりの副作用などに関する患者さんの質問にも担当医が適宜お答えしますので、退院時には「ご自分の膠原病」に根気よく立ち向かっていける知識を身につけてもらえるものと思います。
 われわれは入院・外来を通じてより長期的な治療、特に関節や内臓の機能障害を抑えることを最終目標としています。

 なお当院は特定機能病院であり、慢性期のリハビリのみを目的とした療養型の病院ではありません。また医学部附属病院として、教育病院としての役割ももっています。入院されるにあたり、患者さんのご理解とご協力をお願いいたします。

                                                    病棟医長





■他施設の先生方へ

 
当科は、旧第二内科の免疫グループを母体とし、2000年10月に内科系として関西圏の大学病院では初めて新設された診療科で、近畿圏の膠原病・免疫疾患診療の中心として、リウマチ性疾患全般について診断、治療および患者さんの教育を行っています。以下のような疾患に関し、入院加療を行っています。



 ■全身性エリテマトーデスの急性期(腎障害、中枢神経障害、血液障害など)
 ■多剤抵抗性の関節リウマチ、あるいは悪性関節リウマチ
 ■初発あるいは合併症の多い強皮症
 ■多発性筋炎/皮膚筋炎の初発時あるいは症状増悪期
 ■混合性結合組織病(MCTD)や重複症候群に伴う肺線維症あるいは肺高血圧症
 ■血管炎症候群(結節性多発動脈炎、大動脈炎症候群、ウェゲナー肉芽腫症など)
 ■抗リン脂質抗体症候群の血栓症状
 ■シェーグレン症候群の腺外症状
 ■ベーチェット病急性期
 ■成人スティル病急性期
 ■多関節炎あるいは筋肉痛を伴う不明熱(38℃以上)
 ■原因不明の炎症反応高値あるいは自己免疫反応陽性など診断がつかない患者さん
 ■その他リウマチ・膠原病およびその他の自己免疫疾患が疑われ、
   かつ急性期と考えられる患者さん



 内科他科、あるいは皮膚科や整形外科などの他診療科とも連携するようにし、リハビリも適宜指導しています。また難治性関節リウマチに対する新しい生物学的製剤など、患者さんの同意の上で治験薬の導入も可能です。不明熱については、紹介患者も含め数多くの患者さんを診療しておりますが、血管炎や成人スティル病のみでなく、血液疾患や感染症も念頭におき、全身的な精査による確定診断を心がけています。


 なお当院は特定機能病院であり、急性期の治療が中心となります。またベッド数が限られております関係上、入院に関し、患者さんやご紹介いただいた先生方にご迷惑をおかけすることもあるかもしれません。しかしながら関西圏の基幹大学病院として、他施設との連携をより密とし、先生方のご要望に最大限お答えできるよう努力いたしますので、今後ともご協力・ご支援宜しくお願い申し上げます。


                                          病棟医長