当科は、旧第二内科の免疫グループを母体とし、2000年10月に内科系として関西圏の大学病院では初めて新設された診療科で、近畿圏の膠原病・免疫疾患診療の中心として、リウマチ性疾患全般について診断、治療および患者さんの教育を行っています。以下のような疾患に関し、入院加療を行っています。
■全身性エリテマトーデスの急性期(腎障害、中枢神経障害、血液障害など)
■多剤抵抗性の関節リウマチ、あるいは悪性関節リウマチ
■初発あるいは合併症の多い強皮症
■多発性筋炎/皮膚筋炎の初発時あるいは症状増悪期
■混合性結合組織病(MCTD)や重複症候群に伴う肺線維症あるいは肺高血圧症
■血管炎症候群(結節性多発動脈炎、大動脈炎症候群、ウェゲナー肉芽腫症など)
■抗リン脂質抗体症候群の血栓症状
■シェーグレン症候群の腺外症状
■ベーチェット病急性期
■成人スティル病急性期
■多関節炎あるいは筋肉痛を伴う不明熱(38℃以上)
■原因不明の炎症反応高値あるいは自己免疫反応陽性など診断がつかない患者さん
■その他リウマチ・膠原病およびその他の自己免疫疾患が疑われ、
かつ急性期と考えられる患者さん
内科他科、あるいは皮膚科や整形外科などの他診療科とも連携するようにし、リハビリも適宜指導しています。また難治性関節リウマチに対する新しい生物学的製剤など、患者さんの同意の上で治験薬の導入も可能です。不明熱については、紹介患者も含め数多くの患者さんを診療しておりますが、血管炎や成人スティル病のみでなく、血液疾患や感染症も念頭におき、全身的な精査による確定診断を心がけています。
なお当院は特定機能病院であり、急性期の治療が中心となります。またベッド数が限られております関係上、入院に関し、患者さんやご紹介いただいた先生方にご迷惑をおかけすることもあるかもしれません。しかしながら関西圏の基幹大学病院として、他施設との連携をより密とし、先生方のご要望に最大限お答えできるよう努力いたしますので、今後ともご協力・ご支援宜しくお願い申し上げます。