腫瘍グループ概要

全国でも数少ない悪性骨・軟部腫瘍(骨・軟部肉腫)専門施設として診療を行っています。京都府滋賀県を中心とした近畿各地から患者の紹介を受け診療を行っており、年間の悪性骨・軟部腫瘍新規患者数は約30名で、京都滋賀地区では最大の診療規模です。発生頻度が少なく診断が難しい事も多い骨・軟部腫瘍ですが、診療経験豊富な専門医が放射線診断医、病理医と密に連携し迅速かつ正確な診断を実践しています。  小児、思春期患者の多い骨肉腫、ユーイング肉腫、横紋筋肉腫では小児科の全面的協力を得て強力な化学療法を行い、放射線治療医とも連携し高い根治性と機能温存を目的とした集学的治療を行っています。悪性腫瘍と鑑別が問題となる良性疾患の診断と治療も合わせて行っています。  当科における骨肉腫の5年生存率は約70%、高悪性度軟部肉腫の5年生存率は約60%です。人工関節、術中体外放射線(液体窒素)処理骨、血管柄付骨移植、有茎あるいは遊離皮弁を用いた手術により、患肢とその機能を最大限温存する事を目標として治療を行っており、四肢発生骨・軟部肉腫の初回手術での患肢温存率は90%です。骨軟部腫瘍の遺伝子診断、骨肉腫に対する独自のプロトコールを用いた化学療法、体外処理骨による再建手術、難治例に対する小児科の協力を得ての造血幹細胞移植を併用した大量化学療法など特色ある診療を行っています。  他施設の医師からの診断治療についての相談は随時受け付けていますので、電話またはメールでご相談下さい。また骨・軟部腫瘍の診療に興味のある医師の参加をお待ちしております。お気軽にご相談下さい。