S15 皮膚科学
【一般目標】皮膚疾患は皮疹の肉眼的所見によって形態的に記載され、分類されてきたが、近年、免疫学、生化学、分子生物学などの進歩によって動的に捉えられるようになり、従来、原因不明であった多くの皮膚疾患の発症機序が解明されつつある。
本講義では、はじめに皮膚科概括講義を行い、皮膚の構造、機能、皮膚疾患の診断学について理解し、アレルギー性皮膚疾患、炎症性皮膚疾患、角化異常症、色素異常症、感染性皮膚疾患、皮膚腫瘍等の個々の皮膚疾患について、その皮疹の形態、病態生理、診断、治療について概説する。
将来、他科の医師となった場合にも最低限求められる皮膚科学の知識をコンパクトにまとめて教授が1人で講義する。ひき続き皮膚科特論として、重要な皮膚疾患あるいは全身疾患に伴う皮膚症状を取り上げ、教室の教官が詳説する。
【行動目標】
1. 皮膚の構造と機能について理解する。
2. 皮疹をどう記載するか、その形態の名称を理解する。皮膚科診断学、皮膚科の特殊検査法について学ぶ。
3. アレルギー性・自己免疫性皮膚疾患(湿疹、アトピー性皮膚炎、紅斑症、水疱症、膿疱症、蕁麻疹・薬疹、膠原病)の
皮疹の形態、病態生理、診断、治療について理解する。
4. 炎症性皮膚疾患(血管炎、乾癬など)、角化異常症、色素異常症の皮疹の形態、病態生理、診断、治療ついて理解する。
5. 感染性皮膚疾患(細菌性皮膚疾患、真菌性皮膚疾患、ウイルス性皮膚疾患、皮膚結核・ハンセン病、性感染症)の
皮疹の形態、病態生理診断、治療について理解する。
6. 皮膚腫瘍、母斑、母斑症、の皮疹の形態、病態生理、診断、治療について理解する。
7. 代謝異常症、毛包脂腺系疾患、形成異常症・萎縮症の皮疹の形態、病態生理、診断、治療について理解する。
8. 紫外線・放射線による皮膚障害や全身疾患に伴う皮膚病変や他科と関連のある皮膚疾患について理解する。
【評価】
記入および記述式試験による総括的評価
本試験は年度に1回のみ実施する
再試験・追試験は本試験と年度末の間に1回のみ、受験資格を有する学生にのみ実施することがある。
【合格基準】
記入および記述式試験において、あらかじめ定められた得点率を越えること
【受験資格】
本試験
①当該年度のS15皮膚科学を受講した学生
②当該年度以前にS15皮膚科学を受講し、当該年度以前の本試験や再試験・追試験において不合格であった学生、
もしくは未受験の学生
再試験・追試験
当該年度本試験において、合格基準に達しなかった学生及び病気その他正当な理由(注)により欠席した学生
(再試験・追試験扱い)
病気その他正当な理由(注)により、本試験を受験できない者は、欠席する旨を担当教員に連絡し、欠席の理由を記した欠席届(用紙は教務・学生支援室に備付・病気の場合は罹病期間を明記した診断書添付のこと)に担当教員の承認を受け、これを教務・学生支援室へ提出し追試験を受験すること
(注)正当な理由とは、親族の不幸、火災、交通事故等第3者が客観的に判断して納得できるものである。
【試験の概要】
本試験
記入および記述式試験
再試験・追試験
記入および記述式試験
・本試験を無断欠席及び欠席届未提出の者は、次回の試験は再試験として扱う
・追試験の評価は本試験と同じ方法にて行い、再試験の合格者の評価点は100点満点換算で60点とする
【推薦教科書】
清水宏著 「あたらしい皮膚科学」 中山書店2005
【平成23年度 コース予定と担当教員】
授業 回数 |
平成24年 月日(曜日) |
時 限 |
講義内容 | 担当者 | 講堂 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 所属 | 職 | 氏名 | |||||
| 1 | 1月10日(火) | Ⅰ | 概括講義① |
皮膚科学 | 教授 | 宮地 良樹 | |
| 2 | 〃 | Ⅱ | 概括講義② |
〃 | 〃 | 〃 | |
| 3 | 1月11日(火) | Ⅰ | 概括講義③ |
||||
| 4 | 〃 | Ⅱ | 概括講義④ |
||||
| 3 | 1月12日(水) | Ⅰ | 皮膚科特論① |
〃 | 准教授 | 椛島 健治 | |
| 4 | 〃 | Ⅱ | 皮膚科特論② |
〃 | 〃 | 〃 | |
| 7 | 1月13日(金) | Ⅰ | 概括講義⑤ 母斑・母斑症、皮膚腫瘍 |
〃 | 教授 | 宮地 良樹 | |
| 8 | 〃 | Ⅱ | 概括講義⑥ |
〃 | 〃 | 〃 | |
| 9 | 1月16日(月) | Ⅲ | 概括講義⑦ |
〃 | 〃 | 〃 | |
| 10 | 〃 | Ⅳ | 概括講義⑧ |
〃 | 〃 | 〃 | |
| 11 | 1月17日(火) | Ⅰ | 皮膚科特論③ |
皮膚科学 | 講師 | 未定 | |
| 12 | 〃 | Ⅱ | 皮膚科特論④ |
皮膚科学 | 講師 | 谷岡 未樹 | |
| Ⅱ | 本試験 |
||||||
(アイウエオ順)
| 非常勤講師 | |
|---|---|
| 生駒昭彦 先生 | カルフォルニア大学サンフランシスコ校 |
| 尾崎元昭 先生 | |
| 小野昌弘 先生 | ロンドン大学 |
| 立花隆夫 先生 | 大阪赤十字病院皮膚科部長 |
| 田邉 洋 先生 | 塚口病院皮膚科部長 |
| 本田哲也 先生 | アメリカ国立衛生研究所 |
| 臨床教授 |
|
| 安藤佳洋 先生 | 済生会中津病院皮膚科部長 |
| 工藤比等志 先生 | 兵庫県立尼崎病院部長 |
| 田邉 洋 先生 | 塚口病院皮膚科部長 |
| 十一英子 先生 | 京都医療センター皮膚科医長 |
| 戸田憲一 先生 | 興風会北野病院皮膚科部長 |
| 服部ゆかり 先生 | 守山成人病センター皮膚科部長 |
| 立花隆夫 先生 | 大阪赤十字病院皮膚科部長 |
| 三谷恒雄 先生 | 関西電力病院皮膚科部長 |
| 吉川義顕 先生 | 大津赤十字病院皮膚科部長 |
臨床准教授 |
|
| 森田和政 先生 | 天理よろづ相談所病院皮膚科部長 |
【連絡先】
本講義にかかる全ての問い合わせは、下記まで
皮膚科学 dermatol@kuhp.kyoto-u.ac.jp




