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乳房外パジェット病は湿疹や水虫と間違われていることが多い皮膚がんです。 |
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乳房外パジェット病は、皮膚に分布する汗腺の一つである「アポクリン汗腺」に由来するといわれている皮膚がんです。アポクリン腺は、乳輪付近に多く存在するため、乳房にもパジェット病が発生することもありますが、それは、乳房パジェット病といわれます。乳房以外でアポクリン汗腺が多く存在している部位、主に外陰部や肛門周囲、まれに腋窩や臍に発症した場合に、乳房外パジェット病といいます。乳房外パジェット病は、高齢者の、特に男性に多いといわれています。かゆみを伴うこともあるため、なかなか治らないしぶとい水虫や湿疹と間違われて、市販の水虫薬や湿疹薬で長年治療され、治らないからと大学病院を受診されたところ、この病気だった、ということもあります。非常に初期の頃はやや色素が抜けた白斑様の皮疹を呈することもありますが、しだいに紅斑となり、じくじくしたびらんが生じ、さらに進行すると盛り上がる腫瘤を形成するようになります。乳房外パジェット病は、最初は腫瘍細胞が表皮内に限局している表皮内癌ですが、腫瘍細胞が真皮内に浸潤するとパジェット癌となり、所属リンパ節転移や遠隔臓器転移を起こす可能性があります。 |
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治療は広範囲の切除になります |
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治療の第一は広範囲な腫瘍切除です。広範囲の皮膚欠損が生じる場合には、植皮術などによる再建が必要となります。肛門や尿道、膣に浸潤した手術不能例、もしくは手術を断念した症例には放射線療法が選択されることもあります。化学療法は進行例に試みられることもあります。 |
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(2009.6.4 加藤真弓) |