スタッフ

    医療安全管理室長からのご挨拶~患者安全に必要な縦糸と横糸~

      医療安全管理室は、患者安全を目的として活動するチームです。ひとは誰でも、人生のどこかで、健康を害することがあります。年を取ると、少しずつできないことも増えてきます。あるいは思いがけない障害を負うこともあるかもしれません。
     京大病院を受診される方は、健康を回復したいなどのニーズをもって受診されています。それぞれの専門家が治療やケアにあたりますが、臓器別の縦割りの診療体制の中では、ときに、情報共有や連携に失敗し、スムーズな医療を提供できなかったり、過剰な医療を提供をしたり、残念なことに、誤った医療を提供したりすることがあります。しかし、専門分化した縦割り体制を否定するわけではありません。医療サービスを布に例えると、縦糸は専門領域の深い知識と技術であり、必要不可欠な基本的な要素です。その縦糸を横糸が組んでいくことで布が完成します。
      横糸になる院内の専門家チームのひとつが「医療安全管理室」と「患者相談窓口」です。前者は主に医療者を対象に、後者は主に患者さんを対象にして、医療者と患者さんからそれぞれのニーズを拾い上げています。それを基に、京大病院の抱えている課題を明確にし、目標を設定して、システムを改善します。チームの中には「医療安全管理者」あるいは「医療対話推進者」としての認定も受けているスタッフも多くいます。私たちの有する能力の全てを、患者さんのニーズに応じられる医療システムの構築に注ぐつもりです。そのためには皆さまのご協力が必要です。どうぞよろしくお願いします。

    医療安全管理室(病院長、副病院長直轄組織)

    医療サービス課医療安全掛・患者相談窓口