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内視鏡部

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そっと覗いてそっと治す体に優しい内視鏡治療

●部長

  • ・教授 / 妹尾 浩 Prof. Senoo Hiroshi

部門等のご案内

消化器内視鏡の領域では、スクリーニングの上部、下部消化管内視鏡検査、吐下血への緊急内視鏡処置に加え、早期消化管癌、炎症性腸疾患、膵炎、胆管結石、胆膵癌などを対象にした腫瘍切除術、ステント留置術、超音波内視鏡下穿刺吸引術などを担当しています。また気管支鏡部門では、肺癌、 慢性呼吸器疾患を対象に、気管支鏡を用いた診断・治療を幅広く行っています。

●業務内容

中央診療部門であり独自の入院ベッドは有していません。上部、下部のスクリーニング消化管内視鏡検査と並行して、超音波内視鏡、カプセル内視鏡、ダブルバルーン内視鏡、内視鏡的逆行性胆管膵管造影などの特殊検査、および早期消化管癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術、胆膵領域の悪性疾患に対する超音波内視鏡下穿刺吸引術、胆道ドレナージ術を中心に、高度な診断、治療内視鏡を行い、診療内容は近年ますます先鋭化しています。さらに狭帯域光観察が上部消化管内視鏡検査でルーチン化されたことにより、咽喉頭領域の表在癌の発見が増え、咽頭癌の全身麻酔下での内視鏡的切除が増加しています。これらの取り組みにより内視鏡施行件数は一貫して増加を続け、2022年の内視鏡施行件数は11,000件を超えています。

●特色ある取り組み

大学病院の果たすべき重要な社会的責務として、専門医の教育養成が挙げられます。内視鏡検査は患者さんにある程度苦痛を強いる検査法でもあり、安全かつ効率的に実践する必要があります。そのための教育はきわめて重要と考え、最新の内視鏡教育訓練用シミュレーターを設置しています。このシステムは、きわめてヒトの体に近い画像を見ながら、本番さながらのトレーニングを可能にするバーチャルリアリティ訓練ツールです。これにより、研修医やポリクリ学生などの初心者も、基本的な内視鏡操作のトレーニングを、楽しみながら効率良く行うことができるようになりました。さらにこのシステムには超音波内視鏡や内視鏡的逆行性胆管膵管造影のシミュレーションプログラムも搭載されているため、内視鏡専門医の技術向上にも役立つものと期待されています。