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小児外科

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鼠径ヘルニアから肝移植・小腸移植まで幅広い小児外科診療

●科長

  • ・教授 / 波多野 悦朗 Prof. Hatano Etsuro

診療科等のご案内

新生児から小児期の外科的疾患に幅広く対応し、小児科、産科のみならず、成人領域の診療科とも連携をとり、最新、最善の治療に努めています。肝移植及び小腸移植の実施施設であることは当科の大きな特徴ですが、一方で鼠径ヘルニアや慢性便秘など、身近にある疾患にも対応しておりますので、是非お気軽にご紹介下さい。

●主な対象疾患

新生児消化管閉鎖、横隔膜ヘルニア、直腸肛門奇形(鎖肛)、胃食道逆流症、ヒルシュスプルング病、胆道閉鎖症、胆道拡張症、胆汁うっ滞性肝疾患、代謝性肝疾患、急性肝炎、短腸症候群、小児固形腫瘍、鼠径ヘルニア、急性虫垂炎

●診療体制

外来診療体制
初診外来を月曜日、木曜日、金曜日に開設(電話連絡には適宜対応)し、小児外科領域のすべての疾患に対応しています。また、急性虫垂炎や消化管穿孔などの救急疾患は、随時受け入れを行っております。肝移植や小腸移植の適応疾患の患者さんに対しては、小児臓器移植専門コーディネーターが移植説明外来をコーディネートしています(電話:075-751-4885、3243)。
入院診療体制
こども医療センター(北病棟4階)に10床の入院病床を有しています。移植症例等の術直後は集中治療室(ICU)で管理し、安定後に北病棟4階で術後管理、検査入院などを行っています。新生児症例に関しては新生児集中治療室(NICU)の新生児担当小児科医師の管理のもと、手術を担当しています。また、当院は小児がん拠点病院であり、小児科と協力して小児固形腫瘍の外科治療を積極的に行っております。

●得意分野

肝移植、小腸移植の分野においては本邦のパイオニアであり、全国より患児をご紹介頂いております。この臓器移植で培った手術手技を元に、高度技能を必要とする小児肝疾患、あるいは大血管周囲への進展を伴う固形腫瘍等の治療なども安全に遂行しております。一方で、近年は患者さんのQOL(Quality of life)を重視した内視鏡手術などの低侵襲手術への取り組みも進めて参りました。鼠径ヘルニアに対するLPEC(Laparoscopic Percutaneous Extraperitoneal Closure)法や胃食道逆流症に対する腹腔鏡下噴門形成術、急性虫垂炎に対する緊急腹腔鏡手術などは、当科の標準治療です。急患には24時間対応する体制を構築しており、手術手技とも合わせて、外科治療を必要とする地域の子供たち、また全国の子供たちの健やかな成長へ貢献することが当科の使命と考えております。今後とも当科へのご支援を、どうぞ宜しくお願い致します。

外来担当医表

※この外来担当医表は2024年4月現在です。

※下記の表は横にスクロールしてご確認いただけます。
外来担当医表