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歯科口腔外科

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治療領域は口腔機能障害を生じるすべての疾患

●科長

  • ・准教授 / 中尾 一祐 Associate Prof. Nakao Kazumasa

診療科等のご案内

摂食、咀嚼、嚥下、構音などの口腔機能は、人の生命活動に必須の機能です。しかし、さまざまな疾患によりこれらが障害を受けると、人が生活する上で大きな支障を来たします。当院では関連各科と連携して集学的治療を行い、特定機能病院の顎顔面口腔外科および歯科として、重度の障害を呈する疾患、すなわち顎口腔腫瘍、顎変形症、顎関節症、顎顔面インプラント、睡眠時無呼吸症候群、舌痛症などに対して高次で高度な医療を提供しています。

●主な対象疾患

顎変形症・顎骨骨髄炎・顎口腔腫瘍・顎口腔嚢胞・口腔粘膜疾患・顎顔面口腔の外傷・顎顔面インプラント/歯科インプラント治療・顎関節症・睡眠時無呼吸症候群・顎顔面口腔炎症・歯性感染症・舌痛症・歯および歯周組織の疾患

●診療体制

外来診療体制と実績
2022年度の外来患者数は延べ26,260人(うち初診3,048人)であり、患者紹介数は1,676人(55.1%(他院からの紹介患者数であり、院内他科からの紹介は含まれていない))でした。一般歯科口腔外科外来診療に加えて、専門外来として組織再生インプラント、顎口腔腫瘍、顎関節疾患、顎矯正・歯科矯正、顎顔面骨骨折、睡眠呼吸障害、口腔難治性疾患(慢性神経因性疾患)、口唇裂・口蓋裂、審美歯科の専門外来を設置しています。また、2012年度より周術期における口腔健康管理(口腔疾患治療、器質的および機能的オーラルケア)を多職種スタッフとの協働によりおこなっています。
入院診療体制と実績
積極的に日帰りあるいは短期入院手術をおこなっており、2022年度デイ・サージャリー部門では全身麻酔、局所麻酔あわせて980件の手術をおこなっています。病床数は13床で、2022年度の平均病床稼働率は70.4%、平均在院日数は11日、年間延べ入院患者数は3,902例で、うち中央手術室にて196件の手術をおこなっています。入院手術は、顎変形症、顎骨骨髄炎、顎口腔腫瘍等となっています。

●得意分野

顎口腔疾患に対する診断、治療を解明すべく幅広い臨床研究を行っておりますが、なかでも以下は得意分野と言えます。まず、骨吸収抑制剤と骨代謝マーカーに関する研究、顎骨骨髄炎・顎骨壊死の抜歯後発症リスクに関するコホート研究、骨粗鬆症患者における顎骨骨髄炎の併存割合に関する研究、顎骨移動術と閉塞性睡眠時無呼吸障害に関する臨床研究を行っています。再生医療に関しては、ヒト組織由来幹細胞に関する研究や疾患特異的iPS細胞に関する研究を行っています。さらに、口腔疾患と全身疾患との関連について、循環器疾患やメタボリックシンドロームなどの全身疾患と関係を明らかにするだけでなく、口腔疾患に関連する遺伝的・環境因子を同定するため、前向きコホート研究や患者対照研究、ながはま0次予防コホート事業に参加し、口腔疾患と全身疾患に関する臨床研究を行っています。

外来担当医表

※この外来担当医表は2024年3月現在です。

※下記の表は横にスクロールしてご確認いただけます。
外来担当医表