●室長
女性特有の疾病・症状や心理社会的背景に配慮したトータルヘルスケアを目指し、女性がそれぞれのライフステージにおいて遭遇する健康問題に対して、産婦人科医師と助産師がこころとからだの両面から総合的に相談に応じています。「じっくり話を聞いてほしい、聞きたい」という方に完全予約制にて対応しています。
●業務内容
産婦人科医師が対応する「医師カウンセリング」部門と、産科分娩部に勤務する助産師が対応する部門として「ママ・ベビー相談室」と「助産師ケア外来」があります。
「医師カウンセリング」では、女性ヘルスケア・心身医療を専門とする産婦人科医師が、年齢や疾病の有無にかかわらず女性の抱える健康問題の相談に応じ、医学的情報の提供や必要な診療の提案、生活指導、各種専門家との連携などを行っています。
「ママ・ベビー相談室」では、当院に通院中の妊婦・褥婦を中心に、乳房ケアや育児相談、生活指導などを毎日実施しています。
「助産師ケア外来」では、熟練した助産師がより専門的に、不妊カウンセリングから離乳食相談まで、女性が子どもを産み育てるうえで生じるさまざまな相談に応じています。
●特色ある取り組み
女性の生活の中では「病気ではないかもしれないが健康に不安がある」「妊娠中や産後の心身にどう向き合えばよいかわからない」ということが起こるのも珍しくはありません。産婦人科も精神科も敷居が高いと思っている方やどの診療科を受診すべきか戸惑っている方にとって医師カウンセリングは「安心して相談できる場」となり、一緒に問題を整理したり解決・対処の糸口を見つけたりしています。
ご相談の内容によっては次回から当院産科婦人科における継続的な保険診療におつなぎすることもあります。また、本相談室を担当する助産師たちは病棟でもその方々の看護とケアにかかわり、妊娠前または妊娠中から育児期までの「切れ目のない、つながったケア」を実践しています。これは当院で安心して出産に臨み自信をもって育児を始めていただくための取り組みでもあります。
受診の手続きを詳しく記載したパンフレットをご用意しておりますので、ぜひご覧ください。
※この外来担当医表は2025年4月現在です。