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腫瘍核医学グループ

ニュース!

2017/10/7 佐賀恒夫先生が第57回日本核医学会学術総会にて久田賞銅賞を受賞しました!
2017/8/21 中本裕士先生が第15回産学官連携功労者表彰にて厚生労働大臣賞を受賞しました!
2017/7/1 野橋智美先生が Alavi–Mandell Award を受賞しました!
2017/6/13 野橋智美先生が SNMMI Annual Meeting 2017 Poster Award (第一位、General Clinical Specialties) を受賞しました!
2017/6/13 渡部正雄先生が SNMMI Annual Meeting 2017 Poster Award (第二位、Instrumentation and Data Analysis) を受賞しました!
2017/6/11 中本隆介先生と渡部正雄先生が SNMMI Annual Meeting 2017 Masahiro Iio, MD Best Abstract Award を受賞しました!
2017/5/13 中本裕士先生が2017 Asian Nuclear Medicine Academic Forum ポスター賞を受賞しました!
2017/4/13 子安翔先生が第76回日本医学放射線学会総会にて日本医学放射線学会第29回優秀論文賞を受賞しました!
2017/3 野橋智美先生が 2017-2019 SNMMI Wagner-Torizuka Fellowshipを受賞しました!
2017/3 中本裕士先生が2016年臨放表紙賞を受賞しました!
2016/12/26 子安翔先生が平成29年度 日本学術振興会特別研究員(SPD)に採択されました!
過去のニュース...
2016/11/5 中本裕士先生が第56回日本核医学会学術総会にて久田賞銀賞を受賞しました!
2016/11/5 子安翔先生が第56回日本核医学会学術総会にて日本核医学会研究奨励賞金賞を受賞しました!
2016/6/13 加藤彩子先生が SNMMI Annual Meeting 2016 Masahiro Iio, MD Best Abstract Award を受賞しました!
2016/5/29 子安翔先生が第11回日本分子イメージング学会総会学術集会にて日本分子イメージング学会最優秀発表賞を受賞しました!
2015/3 三宅可奈江先生が 2015-2017 SNMMI Wagner-Torizuka Fellowshipを受賞しました!
2014/5/29 子安翔先生が2014 RSNA Introduction to Research for International Young Academics (IRIYA) Program に選考されました!
2014/2/21 子安翔先生が第33回日本画像医学会において最優秀賞を受賞しました!
2013/6/10 三宅可奈江先生が SNMMI Annual Meeting 2013 Poster Award (第三位、Oncology: Clinical Diagnosis) を受賞しました!
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代表: 中本 裕士

 核医学とは、ごく微量の放射線を放出する放射性同位元素(radioisotope, RI)で標識された薬剤を用いて種々の疾患の診断および治療に応用する医学分野である。体内に投与されたRIが臓器・組織に経時的に分布する様子を、検出器を用いて画像化あるいは定量測定することで血流・代謝などの機能情報を得ることができる。近年は、生体内の遺伝子発現やタンパク・ペプチドといった様々な分子の挙動の可視化をおこなう分子イメージングの有力な手段としても利用されている。

 腫瘍核医学グループは鳥塚莞爾初代教授、小西淳二前教授以来の核医学の潮流を受け継ぐなかで CT や MRI といった形態画像診断の著明な発展も取り入れ、主に腫瘍を対象として機能・形態を融合させた診断法の確立を目指している。臨床研究の中心は FDG-PET/CT であり、その他、新規製剤を用いた研究や実験にも取り組んでいる。

研究メンバー(2017年度)
代表 中本 裕士 准教授
石守 崇好 講師
三宅 可奈江 特定病院助教
子安 翔 留学中:京都大学放射線生物研究センター
野橋 智美 留学中:スタンフォード大学
有本 麻耶 大学院生
中本 隆介 大学院生
加藤 彩子 大学院生
渡部 正雄 大学院生
金城 智章 大学院生
北口 耕輔 大学院生

佐賀 恒夫 特定教授
大野 和子 非常勤講師 京都医療科学大学


臨床研究

18F-FDG PET/CT

 18F-2-deoxy-2-fluoro-D-glucose (FDG) を用いたポジトロン断層・コンピュータ断層複合装置(PET/CT)検査は、近年がん診療においてますます大きな役割をはたすようになり、平成25年2月現在、早期胃癌を除くすべての悪性腫瘍の病期診断および再発・転移診断(悪性リンパ腫の治療効果判定を含む)に対して保険適用が認められている。臨床研究として我々は、画像モダリティとしての診断学的価値の追求、機能画像としての解析および治療効果判定や予後予測への応用、の大きく2つのアプローチで臨み、エビデンスの確立を目指している。多くの優れた放射線診断医を輩出してきた画像診断グループの一員としての知識を核医学分野において生かすのが我々の特長である。また、平成27年春に最新鋭のPET/CT装置が増設導入され、従来より高精度の画像を用いた新たな研究の展開を目指している。以下は最近の主な研究内容である。

11C-Methionine PET/CT

メチオニンPET
多発性骨髄腫症例。左図の FDG-PET、右図のメチオニンPETともに病変の残存が疑われるが、頸胸椎や右肋骨など、メチオニンPETではより多くの病変が描出されている。

 必須アミノ酸の一種である Methionine を放射性同位元素 11C で標識した 11C-Methionine を用いた PET/CT 検査は未だ保険承認されていないが、日本アイソトープ協会ポジトロン核医学利用専門委員会が「成熟技術」として認定した放射性薬剤のひとつであり、既に国内の数十施設で臨床研究あるいは自由診療として用いられている。我々は臨床研究として、他の画像診断法では局在同定が困難な副甲状腺腫、骨髄腫、脳腫瘍の診断に本薬剤を用いたPET/CT検査をおこない、その臨床的有用性を確立し検証することを目指している。

68Ga-DOTATOC PET/CT

DOTATOC
神経内分泌腫瘍の肝転移症例。肝転移巣へのFDGの集積は乏しいが (左図)、DOTATOCの多数の集積が見られる (右図)。

 ソマトスタチン受容体に高い親和性をもつ68Ga標識製剤である68Ga-DOTATOCは、神経内分泌腫瘍の診断において非常な威力を発揮するとして、欧州を中心に臨床応用が展開され、現在最も注目されている放射性薬剤のひとつである。京都大学では2011年より神経内分泌腫瘍およびFDG集積の低い腫瘍を対象疾患として68Ga-DOTATOCを用いたPET/CT検査の臨床研究を行っている。また、腫瘍性骨軟化症の原因となる間葉系腫瘍の局在同定や、サルコイドーシスにおける有用性にも着目しており、研究を進めている。

乳房専用高分解能・高感度PET装置

乳房専用PET
乳癌症例。MRI(左)、乳房専用PET(右)、両画像を融合したもの(中央)。乳房専用PET装置では感度・分解能ともに全身用PET/CT装置に勝り、詳細な集積状態が評価可能である。

 (株)島津製作所と京都大学との産学共同研究であり、当教室乳腺グループ及び乳腺外科等と共同ですすめている研究である。4層構造の高解像度DOI (Depth-of-Interaction) 検出器を用いた乳房診断専用PET装置プロトタイプ機を用いた臨床研究を、乳がん患者を対象として、微小病変の検出、腫瘍内部構造の描出、治療効果判定への利用等をテーマに実施してきた。現在では、乳房専用PET装置が市販され、乳房専用PET撮像が保険適用となるに至っている。

分子イメージング臨床研究

 (株)日本メジフィジックスとの産学共同研究であり、薬学研究科および臨床各科と共同ですすめている。18F-FDGに代わる次世代放射性医薬品の開発及び実用化を目指し、薬学研究科による有効性・安全性・品質の検討ののちに、倫理委員会への申請を経て、臨床研究により健常者集積・動態および診断有効性の検証をすすめる予定である。

探索的基礎研究

  当グループの栗原研究生が、工学研究科で開発されたナノキャリアである "ラクトソーム(lactosome)" の研究に参画している。その他、腫瘍細胞モデルおよび担癌動物モデルを扱い、放射線学および核医学的手法や種々の分子イメージング的手法を用いた基礎的検討についても鋭意取り組んでいる。

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