人工内耳センター
《人工内耳センター》
人工内耳外来を受診し、各種聴力検査(標準純音聴力検査・ABR・DPOAE・遊戯聴力検査など)及びCT・MRIの撮影を実施後、人工内耳の適応となった小児・成人の患者様は、患者様(患児)や家族の希望により、耳鼻咽喉科ドクターにより人工内耳インプラントの埋め込み術を受けます。術後、耳鼻咽喉科人工内耳センターでは、言語聴覚士(ST)が、人工内耳のリハビリテーションを行っています。
《人工内耳は》
手術で埋め込まれる体内部(Cochlear Implant)とスピーチプロセッサーなどの体外部から成り立っています。日本では3社の機器が使われています。下記に体内部・体外部の機械の名前などを示します。
| 体内部 | 体外部 |
|
|---|---|---|
| 人工内耳(インプラント) | スピーチプロセッサ/サウンドプロセッサ、マイク、送信コイル、ケーブルなど | |
| コクレア社 (Cochlear) |
N22, N24, N24コントゥア |
Spectra, ESPrit, SPrint, ESPrit 3G |
| メドエル社 (MedEl) |
COMBI 40+ PULSAR (2009年~) PULSAR-MS (2010年~) |
TEMPO+ OPUS (2009年~) |
| バイオニクス社 (Advanced Bionics) |
C1 90K (2008年~) |
Sシリーズ, プラチナ, プラチナBTE オーリア、プラチナ (2008年~) |
コクレア-SPECTRA |
コクレア-SPrint |
コクレア-ESPrit |
コクレア-ESPrit-3G |
コクレア-freedom |
メドエル-TEMPO+ |
バイオニクス-S-series |
バイオニクス-BTE |
《人工内耳のリハビリテーションとは》
人工内耳は術後、そのままでは、聞こえるようにはなりません。
体外装置(スピーチプロセッサー・送信コイル・マイク)を装着し、電極に流す電流レベルをそれぞれに決めていく、人工内耳プログラミング(マッピング)を行う必要があります。人工内耳のプログラミングでは電流レベル〈Tレベル(聞こえ始め)Cレベル(大きいが快適)〉を決めていきますが、成人の場合は、電流による刺激を音刺激として、自己申告が可能な場合がほとんどで、初回時のマッピング(音入れ)で音声がことばとしてしっかり聴こえる人も少なくありません。小児の場合は申告ができないため、患児には遊んでもらい、言語聴覚士が顔の表情の変化などの聴性行動反応を見て判断します。このような作業を行いできたプログラムをマップと呼びます。このマップは時間経過とともに、変化・変動するため、定期的なプログラミングが必要になります。この作業を主に人工内耳のリハビリテーションと呼んでいます。
しかし、小児の場合は、マップの作成のみでは、リハビリテーションとは言えず、両親へのかかわり方の指導、就学・進路の相談、学校などへの訪問指導なども含めてできる限りサポートを行っています。
《音声治療》
音声外来から依頼のあった患者様(声帯結節・声帯溝症・機能性発声障害・失声症・痙攣性発声障害)の音声障害(嗄声・失声等)に対し、言語聴覚士が音声治療を行っています。
| 概要 | ||
| ・声の衛生 | : | 声にとって、よくないことを気づかせ、 声にとって、よいことをするように指導する。 |
| ・発声法の指導 | : | アクセント法 レゾナントボイスセラピー 発声機能拡張訓練 ・・・etc ※患者様の状態に応じて実施する内容は異なります。 |
| ・カウンセリング | : | 声に対する意識改革など |
担当:柴田、大西
[外来担当表]
最終更新: 2012年1月31日 23:05