医療関係者はこちらからお進みください

(患者さん用) トップページ > 専門外来 > 緑内障外来

専門外来

 

緑内障外来

(月曜 / 午前 : 赤木、池田、鵜木、中西、木村、須田、栗本(非常勤)、田辺(非常勤))

日本では眼圧が正常範囲であるにもかかわらず視野障害が進行する正常眼圧緑内障と呼ばれる病型が大多数です。すなわち、高い眼圧で緑内障を診断できる患者さんはほんの一部しかいません。緑内障は網膜神経節細胞という神経細胞が進行性に死んでゆき網膜が薄くなる病気です。この網膜の変化を効果的に捉えることで超早期に診断することが可能になります。スペクトラルドメイン光干渉断層計という診断装置で、視野障害が出現するよりも前の超早期の段階で網膜が部分的に強い障害が生じていることが分かりました(図1)。緑内障は眼圧を下げることで進行を遅らせることができます。早く発見すればするほど生涯の間生活に必要な視機能を守れる可能性が高まります。超早期発見、それこそが緑内障から患者さんを守る最も効果的な方法なのです。当科は、世界最高峰の早期診断システムを確立しています。

緑内障外来 図1
図1 緑内障における光干渉断層計像 矢印の箇所で網膜の内層(図では上側)が薄くなっています

緑内障外来 図2
図2 末期緑内障による視野障害 

しかし、治療においてはすでに高度な視野障害(図2)を有する患者さんが多いのが実情であり、点眼治療と手術治療を駆使して治療に取り組んでいます。視野障害が高度になるほど神経は弱くなり、より低く眼圧を下げなければなりません。そのためハイリスクハイリターンの線維柱帯切除術が多くなっています。この手術は、眼圧を下げるために人工的な排出用トンネルを作成しまぶたの裏側に濾過胞と呼ぶ袋を作ります。良い濾過胞ができれば長期間眼圧が下がります。しかし、良い濾過胞を作るために何度も入院治療が必要になる患者さんが約1割います。手術3割術後管理7割です。良い濾過胞を育てていくために術後管理という手間のかかる取り組みを患者さんと医師が一緒に行うことが重要になってきます。京都大学の緑内障手術執刀医は、できるだけ術後早期合併症の少ない手術法の確立のため工夫に工夫を重ねた方法に取り組んでいます。 治療の難しい緑内障もあります。糖尿病網膜症などによる血管新生緑内障、ぶどう膜炎や落屑緑内障などの続発緑内障などです。日本でもようやくtube shuntと呼ばれるインプラント手術が認可されました。我々は積極的にtube shuntの導入を図り難治性緑内障にも対応できる治療力を高めていく努力を続けます。 緑内障治療は未発見あるいは未治療のために40〜70歳で自分の眼でものを見て生活することができなくなるのを防ぐことを目指します。早く発見し、眼圧を下げて120歳以降で失明する、すなわち多くの人の寿命の間は失明しない、ことを実現します。未来のあなたを守る治療なのです。(板谷)


↑ TOP

 
緑内障外来   角膜外来   糖尿病外来   斜視弱視外来   涙道外来   未熟児網膜症
神経眼科外来   近視外来   ぶどう膜外来   黄斑外来   循環外来   網膜変性外来
ロービジョン外来

↑ TOP