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入局希望の方へ

京大眼科では見学を随時受け付けています。見学希望の方はmuraoka@kuhp.kyoto-u.ac.jpまでご連絡ください。

 

 京大眼科で診断と治療を一緒に極めませんか? 視覚情報は、人間が外部から得る情報の90%以上を占めていると言われます。今日の眼科は、単に失明を防ぐだけではなく読書や車の運転などの文化活動・社会活動に必要な視機能をいかに守るかという時代に入っています。しかし、最近になって眼科医が激減してしまい、眼科診療の質の向上を目指すどころか、維持すら難しくなっていくのではないかと危惧されています。事実、白内障の手術を申し込んでも、手術を受けられるまでに半年近く待たなければならないという施設が増えてきています。
 
 2003年に新しい臨床研修制度が始まるまでは、毎年500人程度の研修医が眼科医になる道を選択していたのですが、制度開始以降は眼科医志望者が急速に減少していき、2011年には180人にまで減少してしまいました。
眼の機能は非常に複雑で、眼科専門医は角膜、緑内障、網膜、腫瘍、神経眼科、小児眼科と専門が細分化されています。どの分野も視機能に直接的に関わるために求められる質も高く、それぞれの分野が著しく早いスピードで進歩しており、すべての分野に精通している眼科医は少ないと考えられます。1つの分野だけでも一生をかける価値は十分にありますが、さらに余力があれば複数の分野に取り組むことも可能です。また、手術が好きなら手術をたくさんすることによって世の中に貢献することが出来ますし、手術以外にも薬物療法をメインにして貢献することも出来ます。小さな医院を開業して地域医療に貢献することも、大きな病院を開業して最先端の治療を提供し続けることも出来ます。また視機能維持・改善のための研究は非常に興味深いもので、研究と臨床の両立を目指すことも可能です。
 
 京都大学眼科学教室は、次世代の眼科医療をになう若手医師の教育に全力を注ぎたいと考えています。眼科に興味のある方はぜひ見学に来て下さい。やる気のある方なら途中入局も歓迎します。(村岡)

 

大音医局長より 京大眼科での研修に興味をお持ちの方へ

  京大眼科は様々な眼科医に適した環境を整えるために、多くの取り組みをしています。関連病院は関西を中心に眼科医5人以上の診療体制をとっている病院が10施設以上あり、3〜4人体制の病院も10施設以上と中〜大規模な施設が多いという特徴があります。通常、初期研修終了後は京大病院で1年くらい眼科研修をした後に関連病院での研修を続けてもらうのですが、どの関連病院で研修を続けるのかは各人の希望を最優先して決定しています。家庭の都合などで特定の地域での研修を希望する人には、希望の地域の関連病院の中から各病院の特色も考慮したうえで関連病院を選択してもらい、手術件数が多い病院を希望する人には習得したい手術の内容に応じた関連病院を選択しています。1〜2年で緑内障手術や硝子体手術までマスターすることが可能な関連病院もたくさんあります。もちろん、京大病院での研修を続けたいという希望があればそのまま京大病院に残ることも可能です。
 
 関連病院で1〜3年くらい研修をした後は大学院を受験する人が多いのも京大眼科の特徴です。大学院生の間はバイトをして生活費を稼いでもらう必要がありますが、バイトばかりしていて研究をする時間がなくなってしまうと学位が取れません。これまで京大眼科ではほぼすべての大学院生が、入学前に比べて収入が大幅に下がることがない程度にバイトをしながら、立派な研究結果を出して学位を取得しています。卒業後に留学をして研究を続けたいという大学院生には、うまくバイトをやりくりして留学資金の貯金ができるようにもしています。大学院在学中の研究テーマも様々です。子育て中の大学院生には時間の融通の付けやすい臨床研究を、眼科研究室でiPS細胞を使った研究をしたい人には京大iPS細胞研究所と共同で研究を、バリバリと基礎研究に没頭したい人には基礎研究室での研究を、といったふうにそれぞれの希望や状況に応じたテーマに取り組んでもらっています。海外からの留学生も多く、ほとんどの留学生が1年あたり2本程度の論文を仕上げています。
 
 大学院卒業後は関連病院に赴任することが多いのですが、どの病院に赴任するかは各人の希望を聞いたうえで決定しています。大規模な病院の中堅医師として腕を磨きたい人、中規模な病院の部長として腕をふるいたい人、開業予定の地域にある病院に赴任したい人、子育てなどの理由で近隣の病院での非常勤医師としての赴任を希望する人、などなど様々な希望に応じて関連病院を選択してもらっています。大学で臨床・研究・教育に携わって行きたいという人には、能力があればスタッフとして大学に残ってもらうこともあります。
 
 女性の場合、出産や育児などで、思うように仕事ができない時期が出てくることがあります。京大眼科では、個々の事情に応じて、サポートする体制をとっています。上に書いたように、非常勤や大学院生として、ある程度時間の融通がつく働き方をしたい人には、それをすすめていますし、常勤で仕事も家庭も大事に、と考える人には、それぞれ対応できる柔軟性があります。実際、出産前後に産前産後休暇、引き続き育児休暇を取得後、京都大学の育児短時間勤務制度を利用した週3日勤務での復帰、現在では、当直や病棟業務の免除のうえ常勤として頑張っている女性スタッフもいます。
 
 研修医にも日中の業務に集中してもらうために、当直の負担が限りなくゼロに近づくように工夫をしています。また病棟には細隙灯顕微鏡が9台ありますので、同時に大勢の研修医が時間を気にせずにじっくりと診察ができます。研究棟にはウェットラボ用に手術顕微鏡と白内障手術機器が設置されていますので、2日前までに豚眼の注文をすればいつでも手術の練習ができます。京大眼科では手術手技の習得を重視しているため、受け持ち患者の手術はすべて介助に入ってもらいますが、関係のない手術まで見学を強要するようなことはしません。むしろ時間を有効に使って幅広い知識を身につけた眼科医に育ってもらいたいと考えています。学会活動にも積極的に参加してもらうために、交通費と宿泊費は教室が負担しています。海外で行われる学会にも演題さえ出せば参加可能で、例年半数以上の研修医が海外学会で発表をしています。
 
 これまでに京大眼科で研修をした眼科医が全国、全世界で活躍しています。今後もより多くの方に京大眼科での研修を受けてもらって、世界に羽ばたいてもらいと願っています。

 
 

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京都大学大学院医学研究科眼科学 - 京都大学医学部附属病院眼科 Department of Ophthalmology and Visual Sciences