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臨床研究

現在、当科では様々な臨床研究を行っています。
手術および化学療法による成果を科学的に分析し、根拠の確かな治療法を提供していくことを目標としています。

 食道悪性腫瘍

  1. 『消化器病患者の核酸代謝酵素mRNA発現に関する臨床的研究』 
     食道悪性腫瘍の治療に用いられている抗ガン剤5FUの代謝関連酵素の発現を、切除した腫瘍から抽出測定することで、 その発現の多寡と臨床病理学的意義の関連を研究する。
    (倫理委員会承認2004年4月)
  2. 『食道におけるFZD10の発現と意義』 
     食道悪性腫瘍の治療に用いられている抗ガン剤5FUの代謝関連酵素の発現を、切除した腫瘍から抽出測定することで、 その発現の多寡と臨床病理学的意義の関連を研究する。
    (倫理委員会承認2004年4月)
  3. 『食道癌に対する完全胸腔鏡下手術と開胸下手術の術後呼吸器合併症に与える影響の比較』 
     食道癌手術治療において、胸腔鏡下手術の有用性を検討するため術後合併症・臓器障害に与える影響を調査するため、 2002年1月から2010年5月に当施設で手術を受けた患者さんについてカルテより情報を抽出し、集計します。 調査予定期間は倫理委員会承認後より2010年12月です。データの集計に当たっては匿名化の後に行い、 患者さんの個人情報を公開することはありません。また、個人を特定できる情報を施設外に提供することはありません。 研究対象とならないことを希望する際には当教室に連絡をすれば、情報の削除が可能です。 ただし、調査予定期間を過ぎた後に申し出られた場合、情報を匿名化するため情報を削除できないことがあります。 この研究の主研究機関は京都大学消化管外科です。 問い合わせは京都大学消化管外科医局(研究担当医師:金城)にお願いします。

胃癌

  1. 『癌患者の治療効果判定における循環血液中腫瘍細胞(CTC)検出法の有用性についての臨床研究』
     胃癌に対する化学療法や手術の治療効果判定や、予後予測のために、胃癌患者さんの末梢血液中 のがん細胞を調べる研究を行います。
     (倫理委員会申請中~2011年3月)
  2. 『新規胃癌マーカー候補タンパク質の検出法開発に関する研究』
      胃癌の治療効果判定フォローアップに用いることのできる新しい血液腫瘍マーカーの開発のために、 胃癌患者さんの血液中に特異的に分泌されている微量タンパクを正確に検出する方法の開発を行います。
     (倫理委員会申請中~2010年3月)
  3. 『胃切除術後の合併症とその予防に関する臨床研究』(アウトカム研究)
     当院での胃癌に対する腹腔鏡下もしくは開腹胃切除術(胃全摘術を含む)の合併症発生の実際を調べ、 合併症予防のための対策を検討するために、2005年8月から2008年6月に胃切除術を受けた患者さんにつき、 消化管外科のデータベースより抽出して解析を行います。
     (倫理委員会申請中)
  4. 『HER2陽性胃癌の臨床および病理学的特徴に関する研究』
     2000年から2007年に当科で胃がん根治術をうけたかた、および2000年から2008年に胃がんで化学療法を受けたかたの 胃がん組織中のHER2およびムチンタンパクの発現をおよび予後、化学療法感受性などとの関連性を調べ、 HER2陽性胃がんに対する治療戦略を研究します。
  5. 『腹腔鏡下胃切除術後一時的肝機能障害に関する研究』
     胃癌手術治療において、腹腔鏡下胃切除術と開腹下胃切除術の術後肝機能障害発生に差があるかを検討するため、 2005年6月から2010年3月に当施設で手術を受けた患者さんについてカルテより情報を抽出し、集計します。 また、同じ期間内に当施設で腹腔鏡下大腸切除術と開腹下大腸切除術を受けた患者さんにも術後肝機能障害の発生に 差がないか検討するため集計します。調査予定期間は倫理委員会承認後より2010年12月です。 データの集計に当たっては匿名化の後に行い、患者さんの個人情報を公開することはありません。 また、個人を特定できる情報を施設外に提供することはありません。研究対象とならないことを希望する際には 当教室に連絡をすれば、情報の削除が可能です。ただし、調査予定期間を過ぎた後に申し出られた場合、 情報を匿名化するため情報を削除できないことがあります。この研究の主研究機関は京都大学消化管外科です。 問い合わせは京都大学消化管外科医局(研究担当医師:金城)にお願いします。 (2010年7月倫理委員会承認済み)

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大腸・直腸癌

  1. 『腹腔鏡下大腸手術後における排便・排尿・性機能状態のアンケートおよび生理学検査による調査』
     腹腔鏡下大腸切除を予定している患者さんを対象に、術前から術後12ヶ月まで排便・排尿・性機能の調査を行う、 前向きの研究を行っています。(2009年3月で登録終了の予定)
     ClinicalTrials.gov identifier: NCT0045116
  2. 『直腸癌の壁外直接浸潤距離に関する臨床的意義』
      大腸癌研究会プロジェクト研究
      プロジェクト研究委員長 久留米大学外科学講座 白水 和雄
    http://www.jsccr.jp/project/tyokutyougan/index.htm
     1995年から1999年に直腸癌で手術を受けた患者さんのうち、癌が筋層外に浸潤していた 症例で浸潤 距離と予後を調査し、全国集計を行います。
      (分担研究担当:肥田侯矢、坂井義治) (倫理委員会承認済 ~2008年7月)
  3. 『大腸癌におけるケモカイン受容体発現の意義』
     1999年から2002年に当院第一外科において大腸癌で手術を受けた患者さんについて、手術摘出後組織の免疫染色を行い、 カルテを用いて転移や予後との関連を調査します。
     研究対象とならないことを希望される方は消化管外科病棟医員室までご連絡ください。
     (研究担当 : 細木久裕、村上哲平) (倫理委員会承認済 ~2009年3月)
  4. 『大腸癌におけるケモカイン受容体CXCR4の免疫染色に関する臨床的意義』
     1996年から2004年に当院第一外科および第二外科において大腸癌・肝転移で大腸切除術、肝切除術を受けた患者さんの手術摘出後組織を用い、   ケモカイン受容体CXCR4の免疫染色を行います。
     大腸癌原発巣および肝転移巣でのCXCR4発現をそれぞれ調査し、転移の有無によるCXCR4発現の程度にどのような差があるかを検討します。
     研究対象とならないことを希望される方は消化管外科病棟医員室までご連絡ください。
     (研究担当 : 松末亮) (倫理委員会申請中 ~2009年3月)
  5. 『大腸癌の組織と術式に関する調査研究』(アウトカム研究)
     1965年以降に京都大学で外科治療を受けた大腸癌の患者さんについて、これまでに解明されていない臨床病理学的背景および治療方法が予後に与える影響を検討するために、 消化管外科のデータベースを用いて分析を行います。
     氏名、住所、カルテ番号等の個人情報は研究に使用せず、連結可能匿名化されたデータベースのみを使用します。
     研究や個人情報に関してのお問い合わせは消化管外科病棟医員室までお願いします。
     (研究担当 : 肥田侯矢) (倫理委員会申請中:2009年3月~2014年2月)
  6. 『Stage IV大腸癌に対する腹腔鏡下手術の意義』
      多施設共同観察研究(腹腔鏡下大腸切除研究会:54施設)
      主研究機関:京都大学消化管外科    研究代表者:坂井義治
    本邦におけるStage IV大腸癌の外科治療における、腹腔鏡下手術の意義を探索することを目的に、 2006年から2007年に各施設で手術を受けた患者さんに ついてカルテより情報を抽出し、集計します。研究対象とならないことを希望される際には各施設に連絡をすれば、情報の削除が可能です。
    (研究担当:肥田侯矢、金城洋介)(倫理委員会承認済~2009年12月)
  7. 『高齢者における腹腔鏡下大腸癌切除術の有効性と安全性に関する後向き調査』
      多施設共同観察研究(腹腔鏡下大腸切除研究会:約40施設)
      主研究機関:広島大学医歯薬総合研究科 内視鏡外科
      当院実施責任者:消化管外科 坂井義治

    本邦における高齢者大腸癌の外科治療における、腹腔鏡下手術の意義を探索することを目的に、 2003年から2007年に各施設で大腸癌切除術を受けた患者さんについてカルテより情報を抽出し、集計します。個人が特定できるような情報は使用せず、連結可能匿名化されたデータベースのみを使用します。また研究対象とならないことを希望される場合には該当施設に連絡をすれば、情報の削除が可能です。
    (研究担当:肥田侯矢、松本卓也)(倫理委員会承認日~研究結果の公表)
  8. 『低位前方切除術における一時的人工肛門造設に関する多施設共同前向き観察研究』
      主研究機関:大腸癌研究会
      研究代表者:国立がん研究センター 東病院 大腸骨盤外科  齋藤典男
      京都大学における研究責任医師:消化管外科 坂井義治

    本研究は大腸癌研究会プロジェクト研究の中で実施される多施設共同前向き観察研究です。腫瘍下縁が肛門縁から10cm以内に存在する直腸癌患者に対する低位前方切除術において、規定された統一の評価基準に基づく前向き調査を行い、縫合不全発症とDiverting stoma造設有無の関連を検討します。研究事務局(静岡がんセンター)にデータを送付する際は個人が特定できる情報はすべて削除し、研究用番号のみで識別します。
    (研究担当:肥田侯矢、片岡佳樹)(倫理委員会承認済)
  9. 『大腸癌におけるFDG-PET検査でのFDG集積とKRAS/BRAF遺伝子変異との
    相関性について』

    2009年4月から2010年12月までに当施設で大腸癌で手術をうけた患者さんについて、術前のFDG-PET検査における大腸癌へのFDG集積程度とKRAS/BRAF遺伝子変異などの臨床病理学的因子との間の関連性を検討します。データの集計にあたっては匿名化の後に行い、患者さんの個人情報を公開することはありません。また個人を特定できる情報を施設外に提供することはありません。研究対象とならないことを希望する際には当教室に連絡すれば、情報の削除が可能です。この研究の主研究機関は京都大学消化管外科です。問い合わせは京都大学消化管外科医局までお願いします。
    (研究担当:河田健二)
  10. 『進行直腸がんに対する術前化学療法の意義(後ろ向き研究)』
      多施設共同観察研究(京都大学関連5施設)
      主研究機関:京都大学消化管外科  研究代表者:坂井義治
    本邦における進行直腸がんに対する術前化学療法の意義を探索することを目的に、2005年7月から2010年6月の間に各施設で治療を開始した患者さんについてカルテより情報を抽出し、集計・解析を行います。個人が特定できるような情報は一切使用せず、連結可能匿名化されたデータベースのみを使用します。また研究対象とならないことを希望される場合には該当施設に連絡をすれば、情報の削除が可能です。
    (研究担当:長谷川傑、肥田侯矢、松本卓也)(2010年11月4日~研究結果の公表)

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その他の疾患

  1. 潰瘍性大腸炎に対する外科治療に関する研究』(アウトカム研究)
     当院での潰瘍性大腸炎に対する腹腔鏡下手術の実際を調べる目的で、2002年3月から2007年12月に潰瘍性大腸炎に対し手術を受けた患者さんにつき、消化管外科のデータベースより抽出して解析を行います。
    (倫理委員会申請中:2008年3月~7月)

臨床研究に際してはすべて匿名化したデータを使用し、個人を特定できる情報を施設外に提供することはありません。

  1. Retrospective analysis of 27 consecutive patients treated with docetaxel/nedaplatin combination therapy as a second-line regimen for advanced esophageal cancer. Int J Clin Oncol. 2007 Jun;12(3):224-7.
  2. Laparoscopic restorative total proctocolectomy with mucosal resection. Dis Colon Rectum Dis Colon Rectum. 2007 Aug;50(8):1152-6.
  3. Medially approached radical lymph node dissection along the surgical trunk for advanced right-sided colon. Surg Endosc. 2007 Sep;21(9):1657.
  4. Retrospective Evaluation of Sequential Outpatient Chemotherapy for Advanced Gastric Cancer., Chemotherapy. 53:226-232, 2007.
  5. Esophagojejunostomy through minilaparotomy after laparoscopic total gastrectomy. Gastric Cancer. 2007;10(3):176-80.
  6. Retrospective analysis of 45 consecutive patients with advanced gastric cancer treated with neoadjuvant chemotherapy using an S-1/CDDP combination. Gastric Cancer. 9:129-35, 2006.

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