京都大学医学部付属病院形成外科
手術件数表
熱傷
巨大色素性母斑
顔面軟部組織損傷・骨折
唇裂・口蓋裂
手足の先天異常と
手の痛みや変形の治療
皮膚腫瘍
瘢痕・ケロイド
顔面神経麻痺
眼瞼・眼窩
レーザー治療
その他
診療内容

【口唇裂・口蓋裂】

口唇裂・口蓋裂は乳児期から成人するまで一貫した方針のもとに系統たてた治療が必要です。適切な時期に適切な処置(手術)を「医学的根拠に基づいて」実施することを実践しております。

唇顎口蓋裂(口唇裂・口蓋裂)の治療について我々は「チーム医療」の体制で診療を行なっています。歯科口腔外科、耳鼻咽喉科、言語聴覚士や、近隣の矯正歯科とも連絡を取り合い、高度でかつスムーズな診療を心がけています。

唇顎口蓋裂(口唇裂・口蓋裂)の手術的治療は、口唇形成術、口蓋形成術、顎裂骨移植術、そして経過に応じて口唇鼻修正手術、咽頭弁手術など追加の手術が挙げられます。 そのなかでも、筋層再建を重視した口唇の再建、鼻の変形の治療、歯茎とそれに続く上顎への骨移植による口蓋の骨の一体化の治療は極めて高い評価を受けており、当科のもっとも得意とする専門領域です。

また、顎裂・口蓋裂を伴う患者様には口唇裂の治療に先立ち、当院口腔外科の協力の元、Hotz床やNAM(naso-alveolar molding)装置と言われる術前の顎・外鼻矯正装置を用いて唇裂初回手術でさらに良い成績を得ることができるように補助的治療をおこなっています。

口蓋裂による発音の後遺症(構音障害)に対しては、専門の言語聴覚士が担当する言語外来を設けています。手術後のフォローアップを就学まで、あるいはそれ以後も生活へ支障が生じることのないように計画的に診療をおこなっています。

遠方からご来院の患者様につきましては、構音訓練・矯正治療などが頻回の通院を必要とする場合、状況によってなるべく近隣の施設との連携をおこない負担が少なくなるように配慮いたします。担当医にご相談下さい。

【チーム医療】  京都大学唇顎口蓋裂(口唇裂・口蓋裂)診療班

京都大学形成外科では、形成外科、歯科・口腔外科、矯正歯科、小児科、耳鼻科、麻酔科、言語聴覚士、看護スタッフなどで構成される診療チームをつくり、診療にあたっています。口唇裂・口蓋裂は手術をすればそれで良いといった単純なものではありません。患者様あるいはその御家族が社会生活を送っていく上での様々な問題に配慮し、計画的に解決していくように各分野の専門スタッフが対応しております。

診療の主な流れ

初診時 :
治療計画。パンフレットをお渡しします。歯科口腔外科紹介(術前矯正,歯科衛生士による衛生管理),矯正歯科紹介(術前矯正),耳鼻科紹介,小児科紹介,遺伝相談など必要に応じて行います。
術前言語治療 :
手術前から言語聴覚士,臨床心理士が両親に種々のアドバイスを行います。
口唇形成手術 :
3か月頃に行います。
片側 :Millard+小三角弁変法に由来する独自の術式。
両側 :DeHaan 変法に準拠する術式。
口蓋形成手術 :
1年-1年3ヶ月頃に行います。
粘膜弁変法によるpush back法。病状によってはFurlow法。
言語治療 :
言語聴覚士による構音指導を行います。

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