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当科について

妊よう外来

昨今の晩婚化傾向に従って、不妊治療とりわけ生殖補助医療(ART)を受ける方が増えてきています。
当院では、他院で難治性の不妊症と診断された方や、内科的合併症を持つ方など、他院からの紹介患者を多く受け入れています。

タイミング療法、人工授精

当科の基本的な方針として個々の患者に応じた段階的な不妊治療を心がけ、必ず一人ひとりにきちんとした説明を行ったうえで、検査及び治療に臨んでいます。一般的に、初診で来られた場合には原因検索を目的としたスクリーニング検査を行い、タイミング療法、また人工授精などから治療を開始します。他院で治療をされていた場合は、その結果をもとに不妊治療の計画を立てていきます。

体外受精−胚移植(ART)

顕微授精(ICSI)を含めた体外受精-胚移植(ART)も行なっています。2012年の胚移植の成績は全体で15.8%の妊娠率であり、この妊娠率は対象症例に難治性不妊患者が多いことを考えると、良好であると考えられます。また凍結胚盤胞移植における妊娠率は、44.4%で日本産婦人科学会のデータと比較しても遜色はありません。更に形態良好胚の胚移植を行ってもなかなか妊娠に至らない方(着床不全症例)に対しては、当院における倫理委員会の承認のもと、子宮内膜自己リンパ球(PBMC)投与も積極的に行っており良好な成績を残しております。

合併症のある患者への対応について

子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症などの婦人科疾患を合併していて、なおかつ妊娠に至らない方に対しては、十分な検討の上、腹腔鏡手術や開腹手術を含めた手術療法を行っています。特に子宮内膜症合併不妊患者における術後累積妊娠率の検討では良好な成績を示しております。子宮腺筋症の核出術についても、妊娠後の子宮内環境を考慮した術式( 3-flap法)を行うことで、良好な成績、そしてより安定した妊娠経過を提供できるようになってきました。
また、婦人科疾患以外の内科疾患などをお持ちの方であっても、他科とも常に連携を取りながら、妊娠の可否を判断し不妊治療に取り組んでおります。不妊治療において妊娠はゴールではなくスタートであることを常に意識し、産科分娩部とも常に連絡を取り、治療に臨んでおります。

がん患者及び膠原病患者における妊よう性温存について

最近では、若年者がん診療の飛躍的進歩によってがん患者の予後が改善してきており、がんを克服した患者の治療後の生活の質(QOL=quality of life)にも注目されてきました。その中で若年性がん患者及び膠原病患者における「化学療法・放射線療法に伴う早発閉経」に対する予防的治療にも積極的に取り組んでおります(日本がん・生殖医療研究会)。その中で、生殖補助医療の一貫として関係各科との密な連携を取りながら、精神的サポートを含めた看護体制を整え、三位一体の医療体制のもと、未婚女性における未受精卵子凍結も行っております。

京都大学医学部附属病院 産科婦人科

〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町54
京都大学大学院医学研究科 器官外科学講座
(婦人科学産科学)

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