専門研修システム

卒業後臨床研修

2010年度の当院の卒後臨床研修制度において、研修医は2年目の研修期間の内、最大で10か月程度を精神科での臨床研修にあてることができます。
研修医は当科での研修中にさまざまな病態や病期にある患者の診療にあたり、精神科疾患の診断と治療、患者への対応の基本を横断的に学ぶことができます。当科は偏りなく精神障害全般についての包括的診療を行っていますので、短期間の研修であっても、研修医は精神医療の概略を学ぶことが可能です。具体的な研修内容は、外来では初診患者の病歴聴取、初診外来の陪席です。病棟では指導医、医員とともに入院患者の担当医となり、診断と治療においての基本を学びます。また、指導医とともに精神科疾患の時間外受診への対応も行います。担当した症例のうち3症例についてレポートを作成し、そのうち1症例については研修期間の最終週に発表を行っていただいています。 当科では指導医よりの講義や外部より演者を招いての講義、海外の最新論文の抄読、古典文献の輪読などを活発に行っています。将来は精神科以外の科を志望する研修医も、これらの機会を通じて精神医学分野の入門的知識に加え最先端の知見にも触れる事ができます。

卒業臨床研修後の専門教育

専門研修1年目は基本的に入院患者の担当医として診察や治療計画の組み立てを行います。また、他科病棟への往診も行うことになります。専門性を備えた指導医の指導の下で病棟業務の中心的な役割を担うので、精神医学的面接や薬物療法についての実践的な技術が身につき、翌年から関連医療機関に常勤医師として赴任しても十分な力を1年間で備えることができます。また、先述の通り、この期間内に精神保健指定医、精神科専門医取得に必要な症例の多くを経験することが可能です。2年目以降は当院と関連の総合病院精神科や単科精神科病院において研修を行っていただいています。複数の医療機関で研修を行っていただくのは、当教室に入局した全ての専門研修医が卒後5年目には精神保健指定医の資格を取得できるようにとの配慮の上でのことですが、すべての入局者は、環境の異なる複数の施設での診療を通じて、幅広い技術と経験を得ることが可能となります。

グラフ

初期研修後の進路は、個々人の目指す医師像や専門分野などによって、さまざまに異なってきます。当教室は、関連医療機関(主に京都府・大阪府の総合病院および精神科病院)と協力し、入局者の皆さんの希望にできる限り沿い、また個々の力が最大限発揮されるよう、大学病院での研修を終えた後の勤務地の紹介にも力を注いでいます。 精神科臨床医にとって、精神保健指定医という資格は極めて重要ですので、例1〜4のいずれかのパターンのように、卒後5年は臨床経験を積み、指定医取得を目指すことを基本的には推奨しています。しかし、早めに専門性の高い研究に触れたいと思う人もいるでしょうから、例5のように、卒後3年での大学院入学も可能としています。

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