●TOP > 教室のご案内「教授ごあいさつ」

教授ごあいさつ

京都大学大学院  医学研究科 発達小児科学  教授 (iPS細胞臨床開発部長) 平家 俊男 [Toshio Heike]
京大病院小児科のWebサイトへようこそ!

少子高齢化に直面している今日、小児科医が担うべき役割に対して、大きな期待が寄せられています。

京大小児科では、免疫アレルギー、血液悪性腫瘍、新生児、神経、循環、内分泌、代謝、心理、遺伝などの診療専門分野が存在し、きめ細かな高度な診療を行っております。それとともに、重要な視点は、小児科は小児の成長とともに歩む診療科であるということです。ご家族が安心してお子さんを育てていきながら、治療に専念できる小児医療基盤の確立は、総合診療科としての小児科に必須の事項です。

小児科疾患には、基礎医学と臨床医学との橋渡しとなる疾患が数多く存在します。そのため、多彩な小児科疾患に対して、ゲノム医学、移植医学等を駆使して、多くの先駆的医療基盤の開発研究が行われています。一方、最近開発されたiPS細胞基盤技術をもとに疾患特異的iPS細胞を作成することにより、新しい概念に基づく疾患研究が可能となりました。その結果、これらを有機的に統合させることにより、従来の発想にとらわれない小児診療基盤の開発が現実のものとなっています。さらに、我々は、小児の発育やその障害を、個体のレベルで、かつ科学的視点をもって捉えていく研究展開も図っており、小児を大きな視点から捉えて小児の健康に還元できることを目標としています。

京都大学医学部小児科学教室は、明治36年(1903年)に平井毓太郎教授を初代教授として開校しました。当時の貴重な写真を垣間見ると、小児科外来において患児間の感染を防御するため、独立した出入り口をもつ10個の別室の整備、小児科小学校の整備等、非常に斬新なアイデアがちりばめられています。また、当時原因不明の疾患として治療に難渋していた「所謂髄膜炎」が、おしろいによる鉛中毒であることを見いだされ、その後の治療、予防に大きく貢献されました。京都大学医学部小児科学教室に宿るこの素地を懐にいだきつつ、時代の要請にこたえるべく柔軟に対応し、小児科医療の充実を目指していきます。

子どもは、家族の、地域の、社会の宝です。子どもの明るい笑顔が、家族に、地域に、社会に活力を与え、現在、未来を支えてくれます。この子ども達を健やかに育むことを目標とする診療科に携わることができることは、皆さんのこれからの人生において、大きなアイデンティティーとなります。若い医師の参加を心より歓迎します。

ページのトップへ