MSW活動報告

 地域ネットワーク医療部では、現在、医療ソーシャルワーカーが7名(内2名は精神科ソーシャルワーカー)で患者さん、家族の方々の相談支援をおこなっています。 医療ソーシャルワーカーとは何者なのかご存知でしょうか?

 医療ソーシャルワーカーとは、保健・医療機関において、社会福祉の立場から患者さんや、その家族の方々の抱える経済的、心理的・社会的問題の解決・調整を援助し、社会復帰の促進を図る業務を行う者とされています。( 医療ソーシャルワーカー業務指針 厚生労働省保険局通知平成14年11月29日健康発第1129001号)。

 現在の主な業務としては、退院支援、転院支援、在宅療養支援、療養上の問題援助などの支援です。患者さん・家族と寄り添いながら、患者さん、家族の「こう生きたい」という気持ちを大切にしながら、支援させていただいています。
このような支援の他、患者さん・家族の方対象に、腎不全教室、在宅サービスを知ろう教室の講師などを行っています。

 「病院でこんなこと相談できるとは思っていなかった。」と患者さんから言われることがあります。 医療の現場の中で、医療者でなく、社会福祉の専門家である私たちが出来ること、その人らしく生きることを大切に、今後の生活や、そこで派生するさまざまな問題をご本人が解決していくことを側面的に支援しています。 その方がどのように生きてこられ、これから、どのような希望や意向をお持ちなのか・・・私たちは、いつも考えています。

 患者さん、家族の方々の気持ちを大切に、一緒に考え、解決の糸口をみつけていくお手伝いを、今後も行っていきたいと考えています。  

 そのためには、院内の医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士他さまざまなスタッフと連携しチームとして患者さん、家族を支援していくこが大切だと考えています。 また、地域の医療、介護、福祉、その他のさまざまな機関ともご本人、家族を中心に連携をとっていきます。

 病気やけがは突然にやってくるもの。そのとき病気やけがのことだけでなく、これからのことや経済的なことなど様々な心配事がおありになるのではないでしょうか?

 それは、特別なことでなく当然のことといえます。「気になること。気になっていること」をお聞きし、地域や、病院の他スタッフと連携し、少しずつでも解決してくことで、患者さん、家族の方々が安心して医療を受けていくことが出来るよう、お手伝いさせていただきたいと思います。

医療ソーシャルワーカー(MSW) 隈村綾子