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感染制御部

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感染症対策で高度先進医療と地域医療を支えます

●部長

  • ・教授 / 長尾 美紀 Prof. Nagao Miki

部門等のご案内

感染制御部は、感染症診療と院内感染対策を総合的に担う部門です。感染症専門医、感染管理認定看護師、臨床検査技師、薬剤師、事務部がチームを組み、(1)感染症の診療支援・介入と(2)感染対策に取り組んでいます。多職種連携チームであらゆる“感染症”に対して包括的に対応することで、京大病院の高度先進医療と地域医療を支えています。

●業務内容

  • ①感染症の診療支援・介入
    新興感染症から日和見・難治性感染症まで、感染症は、病原体と宿主および環境の相互関係によって引き起こされる複雑な病態です。院内外問わず、毎日のように多くの感染症が発生しており、どの診療科でもどの病棟においても感染症の検査が行われ、抗菌薬が処方されない日はありません。その発生状況をいちはやく把握し、診療科の医師とともに感染症の専門医が病棟や外来での感染症診療を行っています。
  • ②感染対策
    京大病院の推進する高度先進医療においては、感染症の予防と制御が重要です。私たちは院内の各部門と連携することで、環境整備や薬剤耐性菌対策、感染アウトブレイクの発見と対応、病院職員の職業感染対策(血液・体液曝露への対応や必要なワクチン接種など)、感染サーベイランスなど、患者さんと職員を感染症から守るために多岐にわたる業務を行っています。また、実習の受け入れや大学等での講義を通じて京大病院内外での感染症人材育成にも貢献しています。

●特色ある取り組み

検査部や学内外の研究機関、企業と連携し、感染症に関する臨床検査診断技術の開発を行っています。また、有効な治療法や感染対策のエビデンスを構築することを目標とし、診療科や薬剤部とともに臨床研究を行っています。さらに、地域の高齢者施設群や京都市と密に連携し、地域全体の感染対策の質の向上に取り組んでいます。