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疾患栄養治療部

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一人一人の病気や体の状態に合わせた、最適な栄養サポートを目指して

●部長

  • ・教授/矢部 大介 Prof. Daisuke Yabe

部門等のご案内

疾患栄養治療部には、糖尿病、肝臓病、腎臓病、がん、集中治療などに対応する専門知識を持つ管理栄養士が多数在籍し、最新の医学的根拠に基づいた栄養治療を行っています。糖尿病・内分泌・栄養内科の医師の一部もこの部署を兼任し、管理栄養士と協力して患者一人ひとりの「食と栄養」を支援します。入院患者さんには担当の管理栄養士がつき、栄養管理計画に沿ったきめ細やかなケアを行うほか、医師や看護師、薬剤師などと連携する栄養サポートチーム(NST)としても活動しています。さらに、最新の調理法「ニュークックチルシステム」を導入し、安全でおいしい病院食の提供にも力を入れています。

●業務内容

疾患栄養治療部の管理栄養士は、病院での「食と栄養」の専門家として、主に以下の業務を担っています。
栄養管理とチーム医療
全入院患者さんの栄養管理計画を作成し、医師や看護師、薬剤師などと連携する「チーム医療」によって栄養状態の改善を目指します。特に栄養サポートが重要な患者さんにはNSTが中心となり、一部病棟では管理栄養士が常駐しており、重症患者さんに48時間以内に迅速な栄養介入を行うなど、きめ細かな対応をしています。また、献立作成、食材管理、厨房の衛生チェック、赤ちゃん用のミルクの調乳なども行い、食の安全を支えています。
栄養指導について
入院・外来の患者さんを対象に、個別またはグループでの栄養指導を行っており、2024年度は合計7,502件の実績がありました。病気ごとの集団栄養指導教室も開催し、地域の皆様から「わかりやすく役に立つ」と高い評価をいただいています。
栄養に関する教育と研究
未来の管理栄養士を育てるための臨地実習や、他施設からのNST研修、厨房見学などを積極的に受け入れています。また、様々な診療科と協力して、病気の治療に役立つ「病態栄養」の研究にも取り組み、専門性を高めることで医療の質の向上に貢献しています。

●特色ある取り組み

安心・安全でおいしい治療食のため、「ニュークックチルシステム」を導入しています。調理した料理を急速冷却して低温保存し、提供直前に再加熱することで、細菌の繁殖を防ぎ、できたてのおいしさを保ちます。化学療法中の方へ体調に合わせて選べる15種類のメニューを用意したり、出産後の方に「お祝い膳」を提供したりするなど、治療の一環として快適で満足度の高い食事の提供を心がけています。

●業務紹介資料

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●業務紹介動画

栄養管理業務編

栄養指導・調乳業務編

栄養士のとある一日〜病棟栄養士の業務について〜