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早期医療開発科

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早期医療開発の現場として

●科長

  • ・教授 / 中島 貴子 Prof. Nakajima Takako

診療科等のご案内

早期医療開発科は、iPS細胞を含む革新的技術やバイオマーカー、分子標的治療、免疫療法、細胞・遺伝子治療など、最先端の医療シーズを基にした第I相試験・初期臨床研究の橋渡しを担う専門診療科です。
患者さんや健常ボランティアの皆様とともに、次世代の医療の確立に向けて、安全性と倫理性に十分配慮した臨床試験を実施しています。
本院の診療各科や研究部門と連携し、「未来の医療を創る」ことを共通の目標として、臨床研究を推進しています。

●主な対象疾患

がんが主体ですが、特定の疾患に限定せず、希少疾患、免疫疾患、神経疾患、再生医療等、さまざまな領域の先進的治療候補に対する臨床試験に参加いただく方を対象としています。

●診療体制

2020年4月に開設された「次世代医療・iPS細胞治療研究センター(Ki-CONNECT)」を基盤として、第I相試験、iPS細胞由来治療、再生医療製品の実用化、健常人を対象としたファースト・イン・ヒューマン(FIH)試験などを遂行しています。
当科は、こうした早期医療開発における実施拠点の中核として、診療科横断的な連携体制を構築・主導。定期的な合同カンファレンス、連携協議会を通じて、情報共有とリスクマネジメントを徹底しています。
診療は、早期臨床試験に精通した医師、薬剤師、看護師、検査技師から成る専門チームが担当。経験豊富な臨床試験コーディネーター(CRC)が試験の円滑な運営を支援します。
安全管理体制も万全を期し、参加者にとって安心できる研究環境の提供を重視しています。

●専門領域と教育機能

当科には、早期臨床試験の企画・実施に関する豊富な経験を持つ医師が在籍しており、企業治験の円滑な実施とともにアカデミア発の新規医療シーズを確実に臨床段階へと展開するためのノウハウと実行力を備えています。
また、先端医療研究開発機構(iACT)などと密接に連携し、創薬・医療開発を志す研究者への支援や、若手医師への実践的トレーニングの場を提供。将来、世界の初期臨床開発を牽引する人材の育成にも取り組んでいます。
難治性疾患やがんの克服を目指し、京都大学が有する創造力と学際的知見を結集しながら、社会に貢献する革新的医療の実現に挑戦していきます。

外来担当医表

※この外来担当医表は2025年12月現在です。

※下記の表は横にスクロールしてご確認いただけます。
外来担当医表