●ユニット長
●副ユニット長
漢方診療ユニットは、漢方医学の統括組織として2016年4月に附属病院内に設置されました。現在は毎木曜日、外来診療棟4階の404号室で漢方外来を行っています。非常勤の漢方指導医1名と漢方専門医1名、常勤の漢方専攻医1名が漢方外来を担当しています。常勤の漢方専門医1名はペインクリニック外来で診療を行っております。当院は、日本東洋医学会指定研修施設に認定されています。
●業務内容
漢方薬は京都大学医学部附属病院内でも非常に多くの医師、多岐にわたる診療科で処方されており、近代医療に不可欠な存在です。
より専門的な治療を行うために、知識と経験を有した医師が外来を担当しています。
西洋医学的治療だけでは十分な効果が得られない疾患や西洋医学では対応が困難な症状、西洋医学的治療における副作用のため治療継続が困難な患者などに対して、四診(望診・聞診・問診・切診)と呼ばれる漢方医学独自の診察を行い、西洋医学の診断名に相当する「証」を判定し、証に基づいた漢方薬の処方を行っています。
合併症をお持ちの方には、専門科と連携しながら併診しています。
●特色ある取り組み
西洋医学的には病名のつかない症状の改善に取り組んでいます。
より専門性の高い医療、患者一人一人の症状や体質にあわせたオーダーメイド医療を提供するために、質問紙を用いて詳しく症状をお聞きし、身体診察の結果と合わせて漢方薬を提案します。
さまざまな専門科の医師が、個々の立場から自由に意見を交換しながら診療できるように、院内での連携に重点をおき、診療科横断的な治療を行っています。
※この外来担当医表は2024年12月現在です。