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脳神経内科

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しびれから物忘れまで ― すべての脳・神経・筋疾患に対応します

●科長

  • ・准教授 / 葛谷 聡 Associate Prof. Kuzuya Akira

診療科等のご案内

対象とする疾患は、脳・脊髄・末梢神経・筋肉の疾患と広範囲に及びますが、超高齢社会を迎え、患者数は急増しています。脳神経内科疾患は、正確な臨床診断の下に適切な治療を行うことで治療可能なものがたくさんあります。当科は、日本神経学会パーキンソン病診療ガイドライン、てんかん診療ガイドラインの作成委員及びその経験者を擁し、「治る脳神経内科」をめざし、エビデンスに基づいた診療を日々行っています。

●主な対象疾患

脳血管障害・アルツハイマー病・そのほかの認知症・パーキンソン病/類縁疾患・てんかん・筋萎縮性側索硬化症・脊髄小脳変性症・多発性硬化症・末梢神経疾患・筋疾患・重症筋無力症・頭痛・脳炎・脊髄障害・内科疾患に伴う神経合併症

●診療体制

当科では学内関連講座を含め、40名を超える神経内科専門医が在籍し、うち特定助教を含む助教以上のスタッフ20名以上が外来診療(初診、再診、専門外来、救急対応)および入院診療(病床30床)を行っています。
当科の特徴として、神経内科専門医として脳神経内科疾患全般の診療を高いレベルで行いながら、各専門分野の専門的診療にも長けたスタッフの数が充実しており、大学病院としてあらゆる脳神経疾患の患者さんのニーズに応える体制を構築しています。
外来診療体制
日本神経学会認定神経内科専門医・指導医および同等の診療能力を有する医師が、広範にわたる神経疾患の診療を担当しております。各疾患の専門外来も行っております。
入院診療体制
病床30床(コアベッド数、南病棟3階26床[てんかんモニタリングユニット(EMU)2床を含む、歯科口腔外科と共通フロアー]、南病棟4階4床[脳神経外科と共通フロアー])を有します。てんかん、運動異常症については、てんかん・運動異常生理学講座と密接に連携して診療を行っています。

●得意分野

(1)パーキンソン病および類縁疾患は、各種画像検査を含めて病態の詳細な評価と病態に即した適切な治療を提供します。また脳神経外科と連携した脳深部刺激療法や消化器内科と連携したレボドパ持続経腸療法などの外科的治療などの最先端の治療を提供し、本学iPS細胞研究所と共同してiPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞移植の治験に基づく新規医療開発も行っています。
(2)てんかんおよび運動異常症は、てんかん・運動異常生理学講座と共同で、長時間ビデオ脳波モニタリング、FDG-PET検査、脳磁図検査などを行っています。てんかん外科の術前評価として、脳神経外科と共同で頭蓋内電極留置によるモニタリングも行っています。
(3)認知症疾患は近年開発が目覚ましい認知症関連バイオマーカー検査などを含め、若年から高齢発症の認知症疾患の正確な早期診断を行い、病診連携を推進しながら適切な治療、予防指針を提供しています。最近では、2023年に保険承認されたアルツハイマー病新規治療薬レカネマブの導入施設として十分な体制のもとに診療を行っています。
(4)脳梗塞などの脳血管障害は、脳神経外科、初期診療・救急科、各診療科、多職種のスタッフとの連携を密にして、脳卒中後の急性期から慢性期、生活期、終末期の多面的な問題に、取り組んでいます。また、脳機能総合研究センター、京都大原記念病院グループとの共同研究として、脳卒中に対する脳刺激療法とリハビリテーション訓練を併用した再生医療開発を継続しています。
(5)多発性硬化症や筋萎縮性側索硬化症などの指定難病と呼ばれる脳神経疾患については、脳神経内科の専門医が診療を担っています。疾患の診断、社会支援制度の案内に加え、先進的な医療(遺伝性神経筋疾患に対する核酸医療や酵素補充療法、神経免疫疾患に対する生物学的製剤治療)や新しい治療法による治験を積極的に行っています。

外来担当医表

※この外来担当医表は2024年12月現在です。

※下記の表は横にスクロールしてご確認いただけます。
外来担当医表

外来担当医表(CGA)

※この外来担当医表は2024年12月現在です。

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外来担当医表