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耳鼻咽喉科・頭頸部外科

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機能温存・再生をめざした頭頸部機能外科

●科長

  • ・教授 / 大森 孝一 Prof. Omori Koichi

診療科等のご案内

超高齢社会を迎えて、感覚器の障害や頭頸部のがんの患者さんは増加し、耳鼻咽喉科のニーズはますます多くなっていくと予想されます。私たちは人工内耳による聴覚獲得、中耳の病気の外科治療、めまい・平衡障害の診断と集学的治療、鼻・副鼻腔の病気の治療、頭頸部のがんの集学的治療、音声・嚥下障害などの機能障害に対する外科治療とリハビリテーションなどに力を入れています。

●主な対象疾患

高度感音難聴・聴神経腫瘍・メニエール病・顔面神経麻痺・慢性中耳炎・真珠腫性中耳炎・耳硬化症・慢性副鼻腔炎・嗅神経芽細胞腫・アレルギー性鼻炎・ 甲状腺腫瘍・喉頭がん・咽頭がん・副鼻腔がん・口腔がん・唾液腺腫瘍・反回神経麻痺・声帯ポリープ・音声障害・嚥下障害・気道狭窄症

●診療体制

外来診療体制と実績(2023 年度)
1日平均外来患者数は約107名です。専門外来は、咽頭、中耳炎・側頭骨外科、人工内耳、難聴、小児難聴、遺伝難聴、鼻・副鼻腔、頭蓋底、音声・嚥下、頭頸部腫瘍、甲状腺、めまいの各領域に分かれ、専門性の高い医療を提供しています。またデイ・サージャリー診療部門を利用した日帰り・短期滞在手術を行い、患者さんの負担軽減を図っています。
入院診療体制と実績(2023年度)
入院患者数は865名でした。また中央手術室を利用する手術は522件、デイ・サージャリー診療部門を使用する日帰り・短期滞在手術は243件でした。綿密な術後管理を要するような手術症例のほか、放射線治療、抗がん薬治療、重症の急性炎症例、めまい、突発性難聴、顔面神経麻痺なども入院の対象としています。病床数は39床、病床稼働率は95.6%、在院日数は平均14.4日でした。

●得意分野

頭頸部が担う機能の温存、再生を主軸に据え、特に下記のような医療に力を入れています。
(1)人工内耳手術:乳幼児の高度感音難聴症例の診療・手術
(2)内視鏡下鼻・副鼻腔・頭蓋底手術:難治性副鼻腔炎や頭蓋底腫瘍への内視鏡下手術
(3)音声外科手術:声帯麻痺や痙攣性発声障害への甲状軟骨形成術、声帯ポリープへの日帰り局所麻酔下の内視鏡手術、音声リハビリテーション
(4)嚥下機能外科:嚥下機能改善手術や高度嚥下障害に対する誤嚥防止手術
(5)頭頸部がんの機能温存手術:癌の制御と共に嚥下や発声機能の温存を重視した早期がんへのロボット手術、経口的鏡視下手術(ELPS)、進行がんへの化学療法や放射線治療を併用した機能温存治療(放射線治療科・形成外科・腫瘍内科と共にチーム医療)
(6)内視鏡下甲状腺手術:甲状腺良性腫瘍やバセドウ病、早期がんに対して鎖骨下の小さな皮膚切開での手術

(7)気道狭窄症手術:小児から成人までの咽頭・喉頭・気管狭窄症の診療

外来担当医表

※この外来担当医表は2024年12月現在です。

※下記の表は横にスクロールしてご確認いただけます。
外来担当医表