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総合周産期母子医療センター

ご家族に寄り添い、お母さんと赤ちゃんに最高水準の医療を

●センター長

  • ・准教授 / 近藤 英治 Associate Prof. Kondo Eiji

●アクセス方法

  • ・中病棟2階

部門等のご案内

京都大学医学部附属病院は2019年2月、総合周産期母子医療センターの認定を取得し、これを機に「産科部門」と「新生児部門」が一つの組織となりました。
産科部門は現在27名の産婦人科医41名の助産師が所属し、年間約380件の分娩を取り扱っています。6床の母体胎児集中治療部(MFICU)を有し、ハイリスク妊婦さん(合併症妊娠、切迫早産、妊娠高血圧症候群など)の安全を守るのはもちろん、特別なリスクを持たない妊婦さんにも和痛分娩という選択肢を提供し、安心して出産に望めるようサポートしています。
新生児部門は令和元年12月に新病棟へ移転し、NICU12床+GCU12床に増床し、京都府下最大規模のNICUとなりました。年間入院数は200名程度で、合併症妊娠・緊急母体搬送から出生した児や、胎児異常・早産児などの診療にあたっています。手術を要する重症児も多く、多数の診療科と力を合わせて診療にあたっています。

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産科部門

●業務内容

妊娠・分娩管理から産後の危機的出血の治療まで、妊娠に関わるすべての疾患に対応しています。他診療科との強い連携を活かし、合併症妊娠(心疾患、糖尿病、もやもや病、膠原病、甲状腺疾患)の管理を行うことが可能です。また妊娠高血圧症候群や切迫早産(前期破水)、前置胎盤などの産科的疾患の管理、治療に精通しており、母児の状態を厳重に監視しつつ、可能な限り妊娠期間を延長することで優れた治療成績を上げております。さらに、当院には新生児医療のエキスパート(NICU=小児科、小児外科、心臓血管外科、形成外科など)がそろっており、早産、子宮内胎児発育不全、胎児疾患(先天性心疾患、横隔膜ヘルニア、口唇口蓋裂など)にも万全の体制で治療にあたっております。

●特色ある取り組み

産科的母体救急疾患(産後危機的出血など)の治療に強いことも当診療部の特徴です。産後危機的出血の際には初期診療・救急科医師、放射線診断科医師らと連携して母体救命に全力を尽くし、「母体搬送の全例応需」という原則のもと、ハイリスク妊娠と合わせ年間100件を超す地域からの母体搬送依頼に対応しています。この体制を維持すべく母体救命や新生児蘇生法の講習会を定期的に開催するとともに、院内でも初期診療・救急科、麻酔科、手術部、小児科と定期的なシナリオシミュレーションを行い、スキルアップに努めています。特別なリスクを持たない妊婦さんも無制限で受け入れさせていただいており、陣痛に対するご不安の強い妊婦さんには、和痛分娩(鎮痛剤の静脈持続注射)をご提供することもでき、ご好評をいただいております。

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新生児部門

●業務内容

2019年度の入院児の主な疾患の内訳は低出生体重児102名(うち出生体重1,500g未満の極低出生体重児30名)、手術症例24名、人工呼吸管理症例64名(以上重複あり)です。2011-19年度の8年間の1,000g未満の出生児(超低出生体重児)の救命率は98%と極めて高く、500g未満で出生された児25名も全例生存退院されています(最も小さかった児は285g出生)。このような最高水準の診療実績を維持しつつ、できるだけ多くの重症児を受け入れるよう日々努めています。具体的には、産科部門と綿密な連携をとり、出生前から赤ちゃんとご家族に寄り添い、安全なご誕生に向けて準備をしています。また、心臓血管外科・小児外科・眼科など多数の診療科とも連携をとって診療にあたっています。関連施設のNICUとも協力してベッド運用を行っています。

●特色ある取り組み

京都大学NICUは「新生児内分泌」を研究する国内唯一のNICUです。これは、早産児の内分泌に関する病態を明らかにし、診療に活かすこと、すなわち「新生児内分泌の解明によって、より良き生存を達成すること」を目指した新しい学問です。 「新生児内分泌」を学び、その研究成果を世界に発信して行くことを目指して、多数の専門医が全国(広島・長野・神奈川・東京・大阪など)から集まってきています。このようなモチベーションの高い医師達の存在が、京都大学NICUの高度な診療実績を維持し、より発展させて行こうという姿勢に直結しています。