●センター長
国の脳卒中・循環器病対策推進計画では、脳卒中に関する情報提供や患者支援を充実させることが重点的施策と位置付けられています。また、京大病院は京都府におけるこれらの活動の核となる「脳卒中・心臓病等総合支援センター」にも指定されています。令和4年度に新設された脳卒中療養支援センターでは、脳卒中になった患者さんやご家族への相談支援を行うと共に、脳卒中に関する情報提供を行っています。
●業務内容
脳卒中療養支援センターでは、脳卒中患者さんやご家族への相談支援・情報提供を目的として、1) 脳卒中相談窓口の設置、2) 脳卒中に関する啓発資材の提供・情報発信、3) 脳卒中に関する多機関・多職種ネットワーク構築、等の活動に取り組んでおります。脳卒中相談窓口では、京大病院かかりつけの患者さん・ご家族を対象に、医師・看護師・薬剤師・リハビリ担当者・管理栄養士・MSWなどの多職種が連携し、シームレスな相談支援を行っております。また、食事栄養指導、服薬指導、生活習慣改善などの再発・合併症予防のための指導を各専門職と協力して行っており、それらの情報を啓発動画、リーフレット等にまとめ、当センターYouTubeやホームページにて発信しております。加えて、回復期~維持期・生活期に関わる脳卒中関連医療機関との連携を深めて、急性期から維持期・生活期まで脳卒中になった患者さんが医療やケアあるいは社会的支援を一貫して受けることができる体制の構築にも努めております。
●特色ある取り組み
脳卒中の治療・療養は長期間にわたり、1つの医療機関で完結しないことも多くあります。そのため、急性期・回復期・生活期を通じたシームレスな情報共有・連携が重要となります。当センターでは、医療機関や地域の垣根を越えた連携ネットワークの構築を目指し、各種連携体制の構築や定期的な情報交換を行っています。医療ソーシャルワーカー(MSW)等を中心とした「脳卒中相談窓口連携会議」を基盤とした職種ごとのネットワーク構築は、現在医師、薬剤師、看護師、栄養士等にも拡大しており、それぞれの職種の強みを活かした相互的かつ有機的な連携関係の構築が進んでいます。また、京都府・京都府医師会・京都府立医科大学附属病院・京大病院の共催による脳卒中の療養支援に関する市民公開講座の開催や、京大病院のもやもや病支援センターとの共同事業として、学習に課題のあるもやもや病の患児やご家族を対象として、講演会やピアサポートを開催しています。
●脳卒中サンナイ会
脳卒中サンナイ会は、
●患者さん・ご家族向け動画
YouTubu京大病院公式チャンネルで、脳卒中予防のための動画の配信を行っております。
~食事と栄養のハナシ~
~減塩食の12カ条 虎の巻~
~脳卒中を再び起こさない薬の飲み方~
●脳卒中相談窓口
京大病院で脳卒中の治療を受けられた患者さん・ご家族に対して、脳卒中に関する不安を相談する窓口を開設しています。
医師・看護師・医療ソーシャルワーカー・リハビリ担当者・薬剤師・管理栄養士等の多職種が連携し、相談対応をいたします。
● 対象者:当院で脳卒中の治療を受けられた患者さん・ご家族
● 開設時間:月曜~金曜 13:00~16:00(祝日は除く)
● 相談方法:まずはお気軽にお電話ください。 TEL:075-751-3013
詳細は以下よりご確認ください。
脳卒中相談窓口 案内リーフレット
●脳卒中療養支援マテリアル
脳卒中療養支援センターが作成した資料です。ご自由にダウンロード・印刷のうえ、ご活用ください。