●部長
医療情報企画部は、同様の院内組織としては1970年に国内で最も早く設置されました。以降半世紀近くにわたり、京大病院の活動を情報技術で支えるとともに、我が国の医療DXを牽引しています。
●業務内容
院内では、京大病院の活動を支えるあらゆる情報基盤の整備・運営やデータの活用支援を行っています。具体的には、院内の臨床活動を支える電子カルテや遠隔医療用情報基盤を含む病院情報システム、院内の手術映像・教育コンテンツのデジタル配信環境や研究用ネットワークの整備運営等を担当しています。また、臨床データを医学研究のみならず、病院執行部の意思決定サポートに活用するためのデータ抽出・分析も担当しています。
院外では、患者・関連診療機関の皆さまへ情報サービスを提供するための各種情報基盤の整備運営を行っています。具体的には、外来患者さん向けアプリMedical Avenueの提供や、遠隔医療を提供するための情報基盤の提供を行っているほか、関連医療機関に紹介してくださった患者さんの本院電子カルテを直接見ていただく情報サービスを提供しています。
また、次世代医療基盤法に基づいた、医療データを活用した新しい医療技術開発のための情報基盤整備事業「千年カルテプロジェクト」をはじめ、医療データを活用した臨床研究活動基盤の整備や、様々な医学研究・開発機関の皆さまと本院の共同臨床研究活動の支援も進めています。
●特色ある取り組み
上記のような、院内・院外での様々な情報支援の経験に基づき、臨床活動や医学研究を支える様々な情報利活用・病院経営支援に関する教育・研究活動を様々な方々に提供しております。医学系学生だけでなく、工学系学生、他の医療機関や企業の皆様と幅広い取り組みを実施しています。医療DXの必要性が訴えられている昨今、電子カルテや連携医療基盤等の情報インフラ整備、セキュリティ確保や情報活用、情報マネジメントなどの教育・支援等でも皆さまのお手伝いをしてまいりますので、お気軽にご相談ください。