2022年12月19日
概要
京都大学医学部附属病院の早期医療開発科および次世代医療・iPS 細胞治療研究センター(Ki-CONNECT)は、IQVIAジャパン グループ注1(以下、IQVIA)が実施運営するIQVIA CAGT Site Networkへ参加しました。 IQVIA CAGT Site Networkは、再生医療分野で臨床試験を実施するための経験、資格、リソースを有し、かつIQVIA独自の施設要件を満たす治験施設をネットワーク化したものです。現在までに24の国・地域で160カ所以上の治験施設が参加しており、質の高い再生医療関連のグローバル試験をスピーディーに円滑に進めるための仕組みを整えています。 京都大学医学部附属病院では、2020年4月に早期臨床試験に特化した次世代医療・iPS 細胞治療 研究センター(Ki-CONNECT)を設立しました。Ki-CONNECT では、早期医療開発科が中心となり、がんや難治性疾患の克服を目指して、健常者ボランティアを対象としたFirst-in-human 試験に加え、iPS 細胞治療を含む再生医療や複雑な早期臨床試験を実施しています。 今回、京都大学医学部附属病院がIQVIA CAGT Site Networkへ新たに参加することにより、iPS 細胞を含む細胞・遺伝子治療試験へのグローバルネットワークの強化が期待されます。また、IQVIAは今回の連携を「For the Patient - 革新的医薬品を速やかに患者さんに届ける」という深いコミットメントの延長線上にある、重要な取り組みの一つと位置付けています。