キャラクター

ー これは、不思議ないきもの「くーぷぅ」が京大病院にやってくるまでのおはなし ー

はじまり

京都大学のすぐ近く、吉田山にはたくさんのくーぷぅたちが住んでいるよ。
今日はとてもいいお天気だから、みんなでかくれんぼをするみたい。
おおきなくーぷぅは木の根っこに、すごーく小さなくーぷぅは葉っぱの陰にかくれんぼ。
少し小さめのくーぷぅは・・・　あっ！誰かのリュックにぴゅーんと飛んで入っちゃった。
「ここならバレないぞ」なんて安心してのんびりお昼寝してるけど大丈夫かな？

それから

みんなでかくれんぼの最中にお昼寝をしちゃった小さなくーぷぅ。
目を覚ますと吉田山から少しはなれた場所にいるみたい。
「ＫＵＨＰ？もしかして、これもくーぷーって読むのかな？くーぷぅたちと一緒だ♪」
そう、ここは京大病院。KUHPは「クープサイン」っていうんだよ。
リュックの持ち主は京大病院の先生だったのかもしれないね。

それからそれから

はじめての京大病院にワクワクの小さなくーぷぅ。さっそく探検しなくっちゃ！
ぴゅーんと飛んだり、看護師さんの肩に乗ったりして色々な場所にいったみたい。
「病院には、すっごくがんばっている人がたくさんいたよ。」
大きな機械にのっている人や、注射をしている人、手術室っていうお部屋にはいる人も…。
それをみた小さなくーぷぅは、病院にいる人たちともっともっと触れ合いたくなったみたい。
「つらそうな人がいれば寄り添いたいし、寂しがっている人がいれば一緒にいたいな。」
吉田山のすぐ近く、京大病院に不思議ないきものが現れるようになったのはこの日から・・・

さいごに

京大病院の人たちともっと一緒にいたくなった小さなくーぷぅ。
おともだちのくーぷぅたちと、吉田山から大学のクスノキに引っ越してきたみたい。
京大病院にずっと居るうちにみんなから「ももぷぅ」という名前も付けてもらったよ。
やんちゃだけど心やさしい小さなくーぷぅ「ももぷぅ」。出会ったときは名前をよんであげてね。
ついイタズラしちゃって先生や看護師さんにたまに怒られているのは内緒だからね。