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かゆみセンター (KUHPIC

学際的チーム医療と研究で難治性のかゆみに挑みます

●センター長

  • ・皮膚科 准教授 /中島 沙恵子 Associate Prof. Saeko Nakajima 

●副センター長

  • ・麻酔科 講師 / 川本 修司 Senior Lecturer Shuji Kawamoto

部門等のご案内

世界で約40%の人が経験する「かゆみ」は、患者さんのQOLを著しく低下させます。しかし、その発生メカニズムには未解明な点が多く残されています。また、その原因疾患も皮膚疾患・内臓疾患・精神疾患と多岐にわたり、従来の縦割り診療では対応が難しい現状があります。この課題を解決するため、本院はかゆみセンター(KUHPIC)を設立しました。本センターは診療科横断的なチーム体制を活かし、かゆみに特化した高度医療を提供しながら、かゆみのメカニズム解明・新規治療法の開発に関する基礎・臨床研究を推進します。

●業務内容

本センターは、かゆみに関する総合的な診療窓口として、難治性のかゆみに苦しむ患者さんを広く受け入れ、院内の複数診療科と連携しながら専門的な診療を行います。かゆみの原因や増悪因子は多様であるため、詳細な問診、診察、必要な検査を通じて、背景にある病態を多面的に評価します。その上で、患者さんの状態に応じて適切な診療科と連携し、診断や治療方針の検討を行います。難治例や診断困難例については、センター内でのカンファレンスを通じて多角的に検討し、より適切な医療の提供を目指します。また、院内各診療科からの紹介やコンサルテーションにも対応し、かゆみに関する診療連携のハブとしての役割を担います。

●特色ある取り組み

・かゆみに特化した分野横断的な診療体制

本センターの構成員は、皮膚科だけでなく、麻酔科、腎臓内科、精神科神経科、脳神経内科といった多診療科の専門家で構成されます。そのため、難治性のかゆみに苦しむ患者さんに対して専門分野の垣根を越えた全人的な医療の実践が可能となります。

・かゆみの解明に向けた基礎研究・臨床研究・疫学研究の推進

本センターでは、かゆみに関する研究を診療科横断的に推進しています。動物や細胞を用いた基礎研究を通じて病態メカニズムの解明を目指すとともに、患者さんの検体や臨床情報を活用した臨床研究により、新たな評価法や治療法の開発につながる知見の創出を進めます。さらに、大規模データやコホート研究を用いた疫学研究を通じて、かゆみの実態、関連因子、社会的影響の評価に取り組みます。このように、ミクロからマクロまで幅広い視点を統合した研究を診療科横断的に展開することで、かゆみ診療の発展に寄与します。

受診について

●対象

対象疾患:難治性のかゆみ(かゆみを伴う皮膚疾患、内臓疾患[糖尿病、透析、肝疾患など]に伴うかゆみ、慢性的な原因不明のかゆみ)

●受診方法

受診の流れ: 完全予約制です。原則として、かかりつけ医からの紹介状をご準備のうえ、皮膚科初診外来をまず受診いただく形となります。

診療日: 毎週 月・火・木曜日 午前(担当:椛島、中島、後藤)