2021.04.27 関連リンクに「プレイルーム紹介記事(株式会社ボーネルンド)」を追記しました。
概要
京大病院では、2021年3月31日より、こども医療センター(北病棟4階5階)内に、株式会社ボーネルンドと連携したプレイルームを開設します。
プレイルームは、療養中の子どもたちから名称を募集し、4階「うきうき」5階「わくわく」と愛称を付けています。
背景
京大病院では、2021年1月に内科系・外科系の小児病棟を集約的に配置し、小児医療に特化した「こども医療センター」を開設しました。一般的に小児に対する医療は、診療、看護において成人とは大きく異なり、特殊な療育環境を必要とします。これまでも、病棟廊下や処置室へのホスピタルアートの実施や、AYA世代専用スペースの設置など、患者さんとそのご家族の生活の質(QOL)向上を目指した取り組みを実施していましたが、今回のプレイルーム開設で更なる向上へとつなげてまいります。
プレイルームについて
プレイルームには、北欧の「ヒュッゲ」という考え方を取り入れました。ヒュッゲとは、人と人が時間と空間を共有して生み出される心地よい思いや幸福感をさします。この「ヒュッゲ」の考えのもと、お家のリビングのような世界観でプレイルーム全体をデザインし、「あそび」を真ん中に集い遊び憩える、温かみのある空間を目指しました。
みんなで集まって遊べる場所だけでなく、一人で心を落ち着かせることができる場所も設けており、子どもにとっては、どんな時でもリラックスできる居場所となります。また、乳児が遊べるスペースや、中高生が集っておしゃべりをしたりボードゲームなどを楽しめるカウンターを設置し、幅広い年齢層のニーズに応えます。ご家族も一緒に寛ぎ、他のご家族との交流もできるように、子どもが遊ぶ姿を近くから見守れるベンチも設置しています。
Photos by AYUMI NAKANISHI